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IA2の予選に続き行われた全日本モトクロス選手権MFJGP、IA1予選は、グループ分けがなく、まさに決勝と同じ顔合わせで行われました。チャンピオン争いをしている全日本のトップライダーに、ロマン・フェーブル選手、クーパー・ウェブ選手という2人のチャンピオン、そしてAMAで活躍するトレイ・カナード選手（ホンダ）も加わって、この日一番の注目レースとなりました。

スタートを制したのはウェブ選手。これにフェーブル選手が続き、ヤマハのワンツー体制が築かれるかと思ったその直後、フェーブル選手が転倒。ほぼ最後尾からの追い上げとなります。レースは、ウェブ選手とカナード選手が先行する展開となります。

2人は序盤で完全に抜け出すと、ウェブ選手がプレッシャーを受けながらも、確実にポジションをキープして周回を重ねます。さらに終盤はテール・トゥ・ノーズまで接近しますが、最後までポジションを守ったウェブ選手が最初にチェッカーを受け、最終戦の予選、そしてUS対決を制しました。

一方のフェーブル選手は、ほぼ最後尾からの追い上げとなりますが、すぐにポジションを挽回していきます。わずか10分＋1周という短い時間のなかで、全日本のトップライダーを次々とかわし、最終的には10人をかわし8位でチェッカーを受けました。

そして、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの安原志はスタートで転倒者と接触。そこで遅れて14番手で1周目を終えると、そこから挽回して11位で予選を終えた。