中須賀、レース2も完勝!
年間7勝、4連覇、通算6勝でシーズンを終了
MFJGP、そして今シーズン最後となるレース2は、20周で争われる予定でしたが、他のレースの赤旗中断などにより、日没を考慮して15周に短縮されて行われました。レースは1周目、津田拓也選手(スズキ)と、この津田選手に続く中須賀克行選手が後続を引き離して終了。その後、4周目に野左根航汰選手と高橋巧選手(ホンダ)がこの2人に追いつきますが、高橋選手は後退。優勝は津田選手、中須賀選手、野左根選手の3人に絞られます。しかし、スプーンカーブでの転倒車からオイルが洩れて赤旗中断となり、レースは7周で仕切り直しになります。
そのオープニングラップは、津田選手を先頭に中須賀選手、渡辺一樹選手(カワサキ)、加賀山就臣選手(スズキ)、野左根選手が集団で戻ってきますが、2周目のスプーンカーブで野左根選手が転倒しリタイア。一方、この2周目の第1コーナーでトップに立った中須賀選手は、6周目に2分05秒986をマークするなど、誰もついてくることはできずこのレース2も優勝!
これにより、今シーズン全8レース中7勝という圧倒的な強さでシーズンを終えました。
中須賀克行選手談
ヤマハ発動機の創設60周年という記念イヤーに、全日本ロードレース史上初の4連覇を達成できたことは本当にうれしいし、ヤマハの一員であることを誇りに思います。終わってみれば7戦連続でポール&ウィンを達成できて、これは本当にチーム力の勝利だと思っています。チームスタッフにはもちろん、応援していただいたファンのみなさん、そして関係者のみなさんに心から感謝しています。本当にありがとうございました。
吉川和多留監督
「今年はYAMAHA FACTORY RACING TEAMの監督としてチームを率いましたが、常に高い意識を持ってレースに臨むことを最低条件とし、開幕前には全勝チャンピオンを掲げました。それは開幕戦で逃す形となりましたが、これがあったからこそ今があると思っています。一年間、応援していただいたファンのみなさんや関係者のみなさんには、4連覇達成という最高の形で応えることができたと思います。しかし、我々の戦いはまだまだ続きますので、これからも一層の応援をよろしくお願いします」
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | 中須賀 克行 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | Yamaha | 14'46.728 |
2 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキシェルアドバンス | Suzuki | 14'50.316 |
3 | 渡辺 一樹 | TeamGREEN | Kawasaki | 14'53.441 |
4 | 柳川 明 | TeamGREEN | Kawasaki | 14'55.227 |
5 | 高橋 巧 | MuSASHi RTハルク・プロ | Honda | 14'56.910 |
6 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | Suzuki | 14'58.014 |
7 | 山口 辰也 | TOHORacingwithMORIWAKI | Honda | 15'04.396 |
8 | 秋吉 耕佑 | au & テルル・Kohara RT | Honda | 15'04.738 |
9 | 中冨 伸一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 15'06.121 |
10 | 渡辺 一馬 | F.C.C.TSR Honda | Honda | 15'12.680 |
DNF | 野左根 航汰 | YAMALUBE RACING TEAM | Yamaha | - |
DNF | 伊藤 勇樹 | 41Planning | Yamaha | - |