ヤマハ創立60周年記念カラー
イエロー&スピードブロックの「R1」が鈴鹿を駆ける!
全日本ロードレース選手権・最終戦のMFJGPが、10月31日(土)、鈴鹿サーキット(三重県)で、いよいよ開幕しました。注目は「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の中須賀克行選手による、国内最高峰クラス、前人未到の4連覇。ではありますが、多くのヤマハファンの期待に応える形で、MotoGP日本グランプリ、そして全日本モトクロス選手権に続き、ヤマハ発動機創立60周年記念カラーのマシンが登場。もちろん、そのマシンは中須賀選手の相棒である「YZF-R1」です。
中須賀選手にとってイエローは「ラッキーカラー」であり、これまでの人生で最大とも言える「チャレンジ」に向けて、大きな追い風になることは間違いないでしょう。
そして、29日の特別スポーツ走行、そして昨日30日のART合同テストでは、このR1を駆り、順調かつ圧倒的なスタートを切っています。特に30 日は、非公式ながら津田拓哉選手(スズキ)の持つ、鈴鹿のJSB1000のコースレコード2分06秒103を上回る「2分05秒781」をマーク。2番手に1秒以上の差を築いています。開幕戦での惜敗から、チーム全体で積み上げた成果が、数字となって現れたのです。
レースでは一発のタイムだけではなく、ライバルとの駆け引き、タイヤマネジメント、フィジカル&メンタルをコントロールし、如何に速いタイムを、安定して出し続けるかが重要です。しかし、ライバルたちに植え付けた「中須賀には驚異的な一発もある...」という意識は、レースにおいて、精神的なプレッシャーをライバルに与える好材料となるに違いありません。
さあ、まもなくQ1がスタートします。