JSB1000 予選方式「TOP10サバイバル」とは?
全日本ロードレース選手権では、新しく予選にTOP10サバイバルが採用されました。今年から始まったわけですが「よくわからない?」という方もいらっしゃると思いますので、簡潔に解説しましょう!
この「TOP10サバイバル」は、第3戦もてぎラウンドで初めて採用されました。まず、ライダー全員でQ1を走り順位を決めますが、この時点で11位以下のグリッドも確定します。そして、上位10名が「TOP10サバイバル」に進出。1周毎にタイムを計測し、最も遅い者1名が脱落、同時に下位からグリッドが決まっていうというものです。
MFJGPは、もてぎとまた少しルールが異なります。ライダー全員でQ1を走り順位を決めるまでは同じですが、MFJGPは2レース行われるため、Q1の順位で、レース2の全グリッド、およびレース1の11番グリッド以下を決定します。
続いて「TOP10サバイバル」に進出したQ1の上位10名で、レース1の1~10番グリッドを決めるわけです。また、もてぎでは1周につき1名の脱落でしたが、今回は2名ずつ脱落し、さらに最後に残った2 名は、2周のタイムアタックを行い、そのベストでポールポジションと2番グリッドを決定します。
「TOP10サバイバル」では「スピード」「体力」「正確さ」「精神力」そして「駆け引き」と多くの要素が必要になり、そのすべてを満たしたライダーが勝ち残ることができる、これまでにない予選方式です。ちなみに、もてぎの「TOP10サバイバル」は、中須賀克行選手がPPを獲得しています! 決勝はもちろんですが、この予選にもご注目ください!