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中須賀克行:最終戦 直前コメント
チャレンジャーとして4連覇に挑む



今年の開幕戦、鈴鹿2&4レースは、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」という新しいチーム、そして新しいマシン「YZF-R1」だったのでどうしても勝ちたかったのですが、マシンのセットアップが不十分で優勝を逃してしまいました。これが、現状で今年一番に悔しいレースです。
その後、オートポリス、もてぎとレースが進むにつれてマシンも仕上がり、僕自身も新型R1の特性をより理解し、どのように操れば速く走らせられるのかがわかるようになりました。第2戦から前戦の岡山国際までポールtoウィンが続きましたが、とくにこの岡山国際では自分の持つコースレコードを1秒以上も更新することができました。もちろんこれは、僕のライディングに合わせて速いマシンに仕上げてくれるチームスタッフのおかげでもあります。
最終戦のMFJGPは、とても楽しみなレースです。攻略が難しい鈴鹿サーキットで勝つことが、ライダーとしての評価を上げることにつながりますし、鈴鹿サーキットが一番好きなコースでもあるからです。今回は、予選で新しいTOP10サバイバルが行われ、レースも、レース1が10周、レース2が20周と変則ですが、もちろん狙うのはすべてのセッションでのトップです。
MFJGPでは、これまで誰も達成したことのない4連覇に挑みます。昨年、平さんや藤原さんに並ぶ3連覇を達成しましたが、偉大な記録に並ぶということで、本当に緊張していました。でも、今回は、新記録に挑戦するチャレンジャーなので、昨年ほどの緊張はないだろうし、その緊張を楽しみたいですね。そしてファンの皆さんやチームスタッフ、関係者の方々と最高の瞬間を迎えられるように頑張ります。