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モータースポーツジャーナリストが語る「3連覇の価値と期待」

  • 2014年10月31日(金) 21:00
  • 事前情報

いよいよ中須賀克行選手の全日本ロードレース最高峰クラスでの3連覇の瞬間が迫ってきましたね! 3連覇と文字にすればたった3文字ですが、全日本ロードレースに国際A級ライセンスが導入された1979年から、この3連覇を達成したのは1980年〜1982年の125ccクラスの一ノ瀬憲明選手(ホンダ)、1983年〜1985年の500ccクラスの平忠彦選手、1987年〜1989年の500ccクラスの藤原儀彦選手のわずか3人。もちろん4連覇したライダーはいないし、最高峰クラスとなると、平選手、藤原選手に並ぶ記録となるわけです。

しかもJSB1000が誕生したのが2003年で、中須賀選手は2005年からの参戦ですが、参戦10年目の今年にチャンピオンを獲れば通算5回目となり、その獲得確率は驚異の50%。3連覇もすごいけれど、このチャンピオン獲得率も正直すごいのです!
中須賀選手のライディング、レースの組み立てや駆け引きは、全日本レベルを超えたと思わせるもので、だからこそ勝っても負けてもニュースになる選手。そしてこれこそが、かつて平選手や藤原選手がそうであったように、王者の中の王者の証でもあるのです。
3連覇はもちろん、これを通過点に4連覇、5連覇と記録を伸ばし、日本一速い男としてヤマハの若手ライダーの目標、いや全日本すべてのライダーが目指すライダーになってほしと思います。

佐久間光政
新型バイクにいち早く乗りたいという願望から総合バイク誌「モトライダー」にアルバイトとして常勤。1985年からロードレース世界選手権をメインにした専門誌「グランプリ・イラストレイテッド」の編集者、学生援護会anがメインスポンサーを務めるTT-F1トップレーシングチームの運営・広報、レース専門誌「サイクルサウンズの編集長を経て、現在はモータースポーツジャーナリストとして活動中。