2022シーズン開幕、アラゴンラウンドは18位が最高位

2022.04.11

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamの野左根航太が、スーパーバイク世界選手権参戦2年目となる2022シーズンの開幕戦に臨んだ。

3月上旬から、アラゴン、ミサノ、カタルニア、そしてアラゴンと、4回の事前テストを重ね、「はトップ10」という目標を掲げ準備を進めてきた野左根。今シーズンは2年目となりサーキット、マシンやタイヤへの順応とともに、ライバル勢も大きく変わったことも期待が膨らんだが、初日のフリー走行から思うようにタイムを上げられないセッションが続いた。

4月8日（金）、FP1はトップのJ・レイ（カワサキ）の1'49.301に対して2.3秒差の1'51.622で17番手。FP2はA・バウティスタ（ドゥカティ）の1'49.606から1.5秒差の1'51.118とタイムアップ。しかしFP3ではL・バズ（BMW）の1'49.591から3.3秒差の1'52.908の22番手で初日を終了。

4月9日（土）の予選では、1'48.267というタイムでポールポジションを獲得したT・ラズガットリオグルに対して、2.8秒差となる1'51.098で19番手と、野左根にとっては十分な結果を導き出すことができないまま、レース1を迎えることとなった。

しかしレース1、19番グリッドの野左根は昨年からたびたび見せてきたロケットスタートを決めて挽回、オープニングラップを14番手で終了する。その後はS・レディング（BMW）らとバトルを展開したが、レース後半に入るとペースを維持できなくなり徐々に後退。最終的には18位でチェッカーを受け、ポイント圏内にあと一歩届かなかった。

ウィーク最終日、今大会2レース目となるスーパーポール・レースでは、前日のレース1に続き好スタートを決め、序盤で19番手から15番手に浮上する。ポイント圏内を目標に最後までライバルらとバトルを展開したが、ポジションをキープするには至らず、前日と同様、ポイント圏外となる18位でゴールすることとなった。

そして、アラゴンでの最終レース。三度好スタートを決めた野左根は6台をパスして13番手に浮上。過去のレースと同様にポイント圏内を競い合う激しいバトルを展開することとなった。その中でリズムをつかみ15番手を維持して順調に走行を続けていった。ところが終盤、転倒を喫してリタイアとなり、開幕戦でのポイント獲得は実現しなかった。

次回は2週間後、4月22-24日、オランダはアッセン・サーキットで開催される。

Comment

野左根航太選手談（18位／18位／DNF）

「レース1はスタートがうまくいって、大勢のライダーをパスすることができました。そのあとはポジション・キープを目標にコンスタントにペースを維持していましたが、残念ながらポイント獲得にはまだ不十分でした。スーパーポールレースは、少しでも順位を上げるために懸命にプッシュしましたが、またしても18位とポイント獲得には届きませんでした。
最後のレース2も絶好のスタートを切ることができ、ポジションを挽回できたので、15位以内獲得に自信を持ちました。実際に、何度かライバルたちとバトルをして、ポイント圏内キープを目指していきましたが、最後に転倒してチャンスを逃してしまいました。チームのみんなに申し訳なく思っています。アッセンではもっと、いい走りを見せられるよう頑張ります」

Results

Race 1

Superpole Race

Race 2