Monster Yamaha Tech 3
ポル&スミス、日本グランプリ直前インタビュー
ポル・エスパルガロ選手、ブラッドリー・スミス選手は、MotoGPにおいてファクトリー勢を脅かし、レースをおもしろくする重要な存在です。しかし、2人ともにいつまでもその地位に甘んじてはいるつもりはありません。2015鈴鹿8耐、主役となり日本のモータースポーツファンに、改めてその存在を知らしめた2人は、日本グランプリでの躍進を狙っています。ここでは、日本グランプリに向けたモチベーション、そしてその後に描く未来について聞きました。
ポル・エスパルガロ選手
「日本では最高の結果を、そしてさらなる進歩を目指す」
日本グランプリへの想いを聞かせてください。
鈴鹿8耐での勝利の後、ヤマハファクトリー同様に、“Monster Yamaha Tech 3”にとっても、もてぎでの日本グランプリが非常に特別な経験となることを確信している。今年は、ヤマハ発動機にとっても、創立60周年の節目だし、今年が本当に特別な年だということは言うまでもない。YZR-M1については、過去数年に渡っても継続的な改善がされてきたけど、今シーズンはさらに驚くべき進化を続けている。日本グランプリで最高の成績を得るために、自らのベストをチームへ捧げられることを誇りに思うし、それが素晴らしいヤマハのサポートに報いることだと思っているよ。
残りのシーズンに向けての意気込みをお願いします。
2015年、残りのシーズンに向けては、ここ数レースでの良い進歩を続けることだ。今も調子は良いけど、昨シーズンと比べると少しだけパフォーマンスレベルのギャップがあるので、その原因を突き止めて改善していく必要がある。もし、僕たちが今続けているこのハードワークをキープして、自信をもって前へ進んでいけば、2015年のシーズンが終わる前に、より素晴らしい結果を残せるはずさ。
ブラッドリー・スミス選手
「最終戦までにはファクトリーチームの前を奪う」
日本グランプリへの想いを聞かせてください。
「日本グランプリでもてぎへ行く僕を、再び快く受け入れてくれるであろう日本のファンの皆さんに、前もって、大きな感謝の意を表さなければならない。7月の経験は感動したよ。鈴鹿8耐では優勝を果たし、日本での2週間の滞在は素晴らしいものだった。約80,000人のファンを目の当たりにしてね。だから、10月にMotoGPのパドックに到着し、再びあの雰囲気を味わえるかと思うと、すごく楽しみなんだ。実は、日本グランプリには特別仕様のヘルメットを持ち込む予定で、近くなったらSNSにもいくつか写真をアップしていくので、みんなSNSをぜひチェックして欲しいね。
残りのシーズンに向けての意気込みをお願いします。
今シーズンは、最終的にトップ6に入ることを目指して戦っている。引き続きベストを尽くし、終盤戦までチャンピオンシップの5位くらいについていければ、必然的にそれは達成できるだろうし、バレンシアでの最終戦の前には「ファクトリーチーム」の前にいる必要があるだろう。これが僕のメインのターゲットであり、現時点でサテライトチームの中ではトップに位置しているので、よりハードに、できる限りプッシュしていくよ。