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2022

野左根、多くの経験とともに2シーズンにわたるチャレンジを終了

2022.11.25

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2022シーズンの最終戦であり、GYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamの野左根航汰にとっては2021年から2年間にわたるチャレンジを締めくくりとなる、第12戦オーストラリアラウンドが11月18-20日、フィリップアイランドで開催された。

10月7-9日のポルトガルラウンド以来、欧州を離れてのフライアウェイレースが続いてきたが、その最後を飾るのがこのフィリップアイランとなった。ウィーク初日はドライコンディションからスタート。野左根にとっては、2013年、Moto2にスポット参戦して以来のフィリップアイランドとなるが、FP1は1'34.893で、トップに3.6秒差の21番手と厳しいスタートを強いられた。続くFP2ではタイムを1秒以上も削って1'33.548とし、トップに2.421差の19番手と着実な改善を見せて初日を終了することとなった。

2日目のフィリップアイランドは不安定な天候に悩まされることとなった。FP3はウエットで行われ、1'44.275と19番手。迎えた予選、スーパーポールはドライとなり、野左根はここで、1'32.270と自己ベストを更新し進化を見せたが、ライバルたちもタイムをあげており、結果として19番手から決勝に臨むこととなった。挽回を目指して臨んだレース1では、スタートをきったものの不運にもマシントラブルに見舞われてリタイアを余儀なくされてしまう。

迎えた最終日、スーパーポール・レースは、スタート直前に雨が降り始めたが、ライダーたちがグリッドにつくや、すぐまた太陽が輝き出すという難しいコンディションの中で行われた。野左根は路面が濡れていたためインターミディエートのタイヤを選択し、序盤では苦戦したが、後半からはグリップレベルが上がり17位でチェッカーを受けた。

レース2、野左根は好スタートを切り、オープニングラップでグリッド・ポジションをキープ。その後も順調なペースで走行を続けて15位争いを展開していたが、まさにオーバーテイクを試みようとしたところでレッドフラッグが振られ16位となり、2022年をランキング20位で終えることなった。これと同時に2年間にわたる野左根のスーパーバイクでのチャレンジも終わりを迎えたが、2023年は、世界最高峰のプロダクションレースでの経験を生かしなが、Moto2世界選手権でのチャレンジをスタートする。

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野左根航汰選手談(DNF/17位/16位)
   

Results

 
Race 1
1J・レイKawasaki36'47.340
2 T・ラズガットリオグル Yamaha 6.247
3A・ローズKawasaki15.435
4 A・ロカテッリYamaha18.342
5A・バウティスタDucati19.369
6 G・ガーロフYamaha36.235
7A・バッサーニ Ducati37.641
8X・ビエルゲHonda43.137
9L・バズBMW57.704
10長嶋哲太Honda1'01.086
DNF野左根航汰Yamaha22 Laps
   
Superpole Race
1A・バウティスタDucati16'11.935
2 T・ラズガットリオグル Yamaha 3.285
3J・レイKawasaki3.328
4A・ローズKawasaki6.670
5 A・ロカテッリYamaha9.238
6S・レディングBMW9.328
7G・ガーロフYamaha12.173
8X・ビエルゲHonda13.427
9X・フォレDucati17.416
10L・バズBMW18.069
17 野左根航汰Yamaha50.920
     
Race 2
1A・バウティスタDucati27'08.334
2J・レイKawasaki0.357
3A・ローズKawasaki1 Sector
4T・ラズガットリオグルYamaha32'44.141
5 A・ロカテッリYamaha2 Sectors
6S・レディングBMW2 Sectors
7M・リナルディDucati2 Sectors
8P・エッテル Ducati2 Sectors
9長嶋哲太Honda2 Sectors
10L・バズBMW3 Sectors
16 野左根航汰Yamaha4 Sectors
DNFG・ガーロフYamaha17 Laps
 
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