野左根がレース2で15位として、貴重なポイントを獲得

2022.09.12

前回の第6戦チェコ大会から1ヵ月、2022シーズン後半戦、最初のレースとなる第7戦フランス大会が、マニクールにて行われた。ウィーク初日の2回のフリープラクティスはウエットコンディション。GYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamの野左根航太は、その1本目で12番手、さらに続くFP2では8番手につけた。

翌日土曜日は、天候も回復しドライコンディションで各セッションが行われたが、非常に短い時間でドライのセッティングを作り込む必要に迫られた。その中で野左根は、FP3で1分38秒398でトップからは1.772秒差の16番手を獲得。さらにスーパーポールでは1分37秒830とベストを更新し、トップに１.7秒差まで縮め、17番手を獲得して決勝へ臨むこととなった。

レース1では絶好のスタートを決め、オープニングラップでポジション・アップに成功、その後もハイペースを維持してポイント圏内を目指したが、終盤で思うようにポジションを上げることができず17位で終えている。

 

ウィーク最終日、まずスーパーポール・レースに臨んだ野左根は、L・ベルナルディ（ドゥカティ）らと15位争いを展開したが、最終的には一歩及ばず16位でフィニッシュとなったが、レース2でのポイント獲得に向けて自信を深めることができた。

そして迎えたレース2、好スタートを決めた野左根は、10位集団との差を詰めようと序盤からマシンをプッシしていった。その後もペースを維持してポイント獲得を目指す中で大きく成長した姿を見せ、最終ラップまで続いたライバルとのバトルを抑え切って15位でチェッカー。貴重なポイントを獲得している。

次回、カタルニア大会は9月23日～25日、バルセロナで開催される。

Comment

 

 

野左根航汰選手談（17位／16位／15位）

「レース1は、マシンのフィーリングは良くペースも決して悪くありませんでしたが、ポイントを獲得できずとても残念です。序盤はリズムよくポジションを上げることができましたが、終盤で何台かとぶつかって遅れてしまいました。スーパーポールレースは、できるだけ多くポジションを上げようとトライし続け、全体的なフィーリングも悪くありませんでしたが16位。レース2ではセッティングを変更してペースが良くなりましたが、終盤はタイヤに少し苦戦することになってしまいました。ポイントを獲得できたのは良かったですが、目標はもっと高いところにあります。これからバルセロナへ向かいます。好きなサーキットなので、レースウイークをエンジョイできるよう頑張ります」

Results

 

Race 1

     

Superpole Race

     

Race 2