南米アルゼンチンに初上陸、レース1とレース2でポイントを獲得
GRT Yamaha WorldSBKの野左根航太は、第12戦のアルゼンチンラウンド出場のため、欧州から南アメリカ大陸は、アンデス山脈のふもとに位置するサンファン・ビリクム・サーキット移動。欧州以外では初となるレースに出場した。
野左根は10月15日と16日に行われた3回のフリープラクティスを走行するなかで、1'42.102から1'39.857へと着実に前進し、その最終セッションでは1'39.611まで短縮し15番手を獲得。しかしスーパーポールでは1'39.328と自己ベストは更新したものの、イエローフラッグに阻まれて思うようにタイムを伸ばせず、17番グリッドに並ぶこととなった。
10月16日のレース1では、得意とするスタートで飛び出して一気に12番手まで浮上したものの、気温が上がるなかで最後までハイペースを維持することができず、15位までポジションを落としてチェッカーとなったが、初のサーキットでポイントを獲得することとなった。
10月17日、午前中に行われたウォームアップでは、自己ベストを更新して13番手と好調。10ラップで行われたスーパーポールレースでは17番グリッドから好スタートを切り、すぐさま14番手まで浮上した。しかしその後は思うようにオーバーテイクできず、集団のなかで12位争いを継続。最終ラップを迎えた時点で15番手となっていたが、ポイント獲得には届かなかったものの、E・ラバティ(BMW)をパスして14位でチェッカーを受けた。
ウィーク最後となるレース2で野左根は、持ち前のスタートダッシュを決めると、1ラップ目終了までに9番手に浮上。その後しばらくチームメイトのG・ガーロフやC・デイビス(ドゥカティ)を抑えて走行していたが、5ラップ目にふたりにかわされ11番手に後退した。
10ラップ目を過ぎる頃には少しずつペースが落ちはじめて徐々にポジションダウン。最終的には14位まで下げてチェッカーを受けている。次回はシーズン最終戦となる第13戦インドネシア大会に臨む。
野左根航汰選手談(15位/14位/14位)
Results
Race 1
1 | T・ラズガットリオグル | Yamaha | 34'29.479 |
---|---|---|---|
2 | J・レイ | Kawasaki | 5.295 |
3 | M・リナルディ | Ducati | 9.417 |
4 | A・ローズ | Kawasaki | 12.808 |
5 | A・バッサーニ | Ducati | 13.980 |
6 | M・ファン・デル・マーク | BMW | 15.007 |
7 | G・ガーロフ | Yamaha | 16.876 |
8 | A・ロカテッリ | Yamaha | 19.265 |
9 | S・レディング | Ducati | 27.176 |
10 | L・ハスラム | Honda | 31.571 |
15 | 野左根航汰 | Yamaha | 43.220 |
Superpole Race
1 | T・ラズガットリオグル | Yamaha | 16'20.713 |
---|---|---|---|
2 | S・レディング | Ducati | 0.046 |
3 | J・レイ | Kawasaki | 3.419 |
4 | A・バッサーニ | Ducati | 5.407 |
5 | M・ファン・デル・マーク | BMW | 8.556 |
6 | A・ロカテッリ | Yamaha | 9.608 |
8 | G・ガーロフ | Yamaha | 9.821 |
9 | A・ローズ | Kawasaki | 12.063 |
10 | L・ハスラム | Honda | 15.170 |
14 | 野左根航汰 | Yamaha | 20.327 |
Race 2
1 | S・レディング | Ducati | 34'26.120 |
---|---|---|---|
3 | J・レイ | Kawasaki | 2.428 |
3 | T・ラズガットリオグル | Yamaha | 3.834 |
4 | A・バッサーニ | Ducati | 5.390 |
5 | M・リナルディ | Ducati | 5.845 |
6 | M・ファン・デル・マーク | BMW | 8.147 |
7 | A・ロカテッリ | Yamaha | 12.040 |
8 | G・ガーロフ | Yamaha | 12.352 |
9 | C・デイビス | Ducati | 19.409 |
10 | A・バウティスタ | Honda | 20.183 |
14 | 野左根航汰 | Yamaha | 28.568 |