レース1は13位、レース2は序盤に転倒・リタイア

2021.09.26

手応えを掴んだ第9戦カタルニアから1週間、2週連続での開催となった第10戦スペインラウンドが、ヘレスサーキットで開催された。GRT Yamaha WorldSBKの野左根航太は、FP1は18番手ながらも1分41秒853で、トップに1.7秒差でウイーク初日をスタート。続くFP2ではタイムが伸び悩み1分42秒121で22番手と、ベストを更新することはできなかった。

しかし、9月25日（土）のFP3では、1分40秒901と自己ベストを更新しトップに1.4秒差の13番手と大きく改善を果たすと、スーパーポールでは自己ベストを1'40.367まで更新したが、ライバルたちもタイムを伸ばし17番手・6列目からレース1を迎えることとなった。しかし、先に開催されたWorldSSP300でアクシデントが発生。ディーン・ベルタ・ビニャーレスが亡くなったという悲しい知らせを受けて、以降のスケジュールが中止となり、レース1は2日目、日曜日の午前中に延期された。

そして26日（日）、レース1で野左根は17番グリッドからスタートして13番手へ浮上したが、すぐにふたつ下げて15番手でオープニングラップを終えた。その後、1台をパスして14番手となったあと、前方で1台が転倒したため再び13番手に浮上した。さらに12番手のE・ラバティ（ドゥカティ）を追い詰め、何度も順位を入れ替える激しいバトルを展開したが、勝ち切ることができず、13位でチェッカーを受けた。

続く、レース2では、レース1を上回るポジションを目指して臨み、スタートで13番手に上がった後、序盤でラバティに先行を許したが、その後、チームメイトのG・ガーロフを含む2台をパスして12番手に浮上。しかし、ここからという3周目の第6コーナーで11番手争いを展開中に転倒。再スタートはならず、そのままリタイアとなった。

野左根航汰選手談（13位／DNF）

Results

Race 1

Race 2