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2021

シーズン中盤第6戦、レース1・2で14位としポイント獲得

2021.08.08

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6月末、ナバラのテストで負った怪我の影響が前回のオランダ大会では残ったが、そこからさらに回復した状態で第6戦チェコ大会に臨んだGRT Yamaha WorldSBK Teamの野左根航太。今大会はモスト・サーキットが舞台となったが、スーパーバイク世界選手権が初開催であり、全ライダーがイコールコンディションの中でウィークが進んだ。

8月6日(金)のFP1、ドライコンディションの中で初走行は、1'35.408を記録して18番手。続くFP2は貴重なウエットコンディションを経験し、ここで16番手とポジションをあげた。続く8月7日(土)午前中のFP3はドライとなり、初日のベストから約1秒の短縮に成功して1'34.489で16番手とし、スーパーポールを迎えた野左根は、1'34.167とさらにタイムの短縮に成功したが18番手と6列目で、決勝レース1に臨むこととなった。

迎えたレース1はドライとなり、序盤で挽回したい野左根だったが、2ラップ目に転倒を喫してしまう。これによりトップから1分離されてしまうが、再スタートして挽回を試みていくと、レースが進む中で数台が転倒したこともあり、完走者の中では最後尾であったが14位でチェッカーを受け、貴重は2ポイントを獲得した。

ウィーク最終日、朝のウォームアップセッションではマシンのセッティングに完全には満足することができなかったためいくつかの改善を行ってスーパーポールレースに臨んだ。

18番グリッドからスタートした野左根は、1周目を終える頃にはポジションを上げて序盤は15番手を走行し、ティト・ラバト(ドゥカティ)を抜いて14番手に浮上したが、終盤はペースが上がらず、最終ラップでチャズ・デイビス(ドゥカティ)に逆転を許して15位。ポイント獲得やレース2でのグリッドの改善にはつながらなかったものの、野左根は手応えを感じ、自信を持って午後のレース2に臨むこととなった。

18番グリッドから好スタートを決めた野左根。マシンセッティングの調整が功を奏し1ラップ目を11番手で終え、さらにトップ10を目指してペースを上げていった。

バトルのなかでM・ファン・デル・マークに先行されたが、その後はペースを守って22ラップを走りきり、14位でチェッカーを受けた。この結果、野左根は第7戦で4ポイントを獲得し現時点でランキング16位。次回は2週間後の8月2-22日、テスト経験のあるナバラ大会に臨む。

野左根航汰選手談(14位/15位/14位)

Results

Race 1
1 T・ラズガットリオグル Yamaha 34'14.370
2S・レディングDucati0.040
3A・ロカテッリYamaha13.838
4M・リナルディDucati16.650
5A・バッサーニDucati16.935
6 G・ガーロフYamaha17.099
7A・バウティスタHonda22.590
8 L・ハスラムHonda24.728
9T・サイクスBMW26.924
10M・フリッツYamaha39.559
14 野左根航汰Yamaha1 Lap
Superpole Race
1T・ラズガットリオグルYamaha15'28.861
2S・レディングDucati0.496
3J・レイKawasaki1.384
4 A・ロカテッリYamaha5.765
5T・サイクスBMW8.694
6G・ガーロフ Yamaha 9.306
7A・ローズKawasaki10.152
8A・バッサーニDucati11.216
9A・バウティスタHonda11.514
10M・リナルディDucati12.344
15野左根航汰Yamaha24.924
Race 2
1S・レディングDucati34'06.298
2T・ラズガットリオグルYamaha3.587
3J・レイKawasaki12.460
4A・ロカテッリYamaha15.206
5M・リナルディDucati19.479
6A・ローズKawasaki19.901
7M・ファン・デル・マークBMW20.034
8G・ガーロフYamaha20.250
9T・サイクスBMW24.043
10A・バウティスタHonda25.257
14野左根航汰Yamaha45.843
 
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