初走行のアラゴン、苦戦から確実に前進!
スーパーバイク世界選手権、2021シーズンの開幕に向けて、4月上旬のバルセロナテストに続き、アラゴンサーキットでの2日間にわたるテストに臨んだGRT Yamaha WorldSBK Teamの野左根航汰。マシン、タイヤ、そして、とくに同シリーズの会場であり、バルセロナはカタルニアサーキットに続いて今回が初走行となるアラゴンサーキットについて、このテストをフル活用し、より乗りやすいマシンを作り上げようと努力してきた。
テスト1日目は、最初の走行こそ苦戦した野左根だったが、周回を重ねるごとにタイムを短縮し1分51秒711のベストタイムをマーク、トップに約1.9秒差の8番手となった。
続く2日目は、序盤で転倒があったためやや慎重になったものの、ベストタイムを1分51秒277に短縮し、2日間でトータル118ラップを走破して終了した。なお、この後、再びアラゴンで行われるテストに参加し、さらなる進化を目指す。
野左根航汰選手談(8番手)
「予想していた通り、このコースに慣れるのは簡単ではありませんでした。午前中のセッションのなかで少しずつフィーリングが良くなってきていたのですが、午後は第2コーナーで転倒してマシンが損傷してしまいました。チームが懸命に修復してくれましたが、転倒の経験がネガティブな方向に影響し、総合的に見ても期待したようなペースをつかむことができませんでした。幸い、来週もまたここでテストできることになったので、次のチャンスの中で、しっかりと手応えを掴みたいと思います」
Results
Day 1
1 | Chaz Davies | Ducati | 1'49.878 |
---|---|---|---|
2 | Michael Ruben Rinaldi | Ducati | 1'49.947 |
3 | Scott Redding | Ducati | 1'49.989 |
4 | Garrett Gerloff | Yamaha | 1'50.527 |
5 | Tito Rabat | Ducati | 1'50.740 |
6 | Andrea Locatelli | Yamaha | 1'51.088 |
8 | 野左根航汰 | Yamaha | 1'51.711 |
10 | Niccolo Canepa | Yamaha | 1'53.685 |
Day 2
1 | Scott Redding | Ducati | 1'48.780 |
---|---|---|---|
2 | Michael Ruben Rinaldi | Ducati | 1'49.205 |
3 | Garrett Gerloff | Yamaha | 1'49.439 |
4 | Chaz Davies | Ducati | 1'49.775 |
5 | Andrea Locatelli | Yamaha | 1'50.257 |
6 | Tito Rabat | Ducati | 1'50.518 |
8 | 野左根航汰 | Yamaha | 1'51.277 |
9 | Christophe Ponsson | Yamaha | 1'52.269 |