不安定な天候に悩まされた決勝レース。

JSB1000クラスは、降雨のため17周を経過したところで赤旗中断となり、その時点でトップを走行していたYSP Racing Teamの中須賀選手が、見事 今シーズン初優勝を遂げました。

これで「全日本ロードレース選手権 第4戦スペシャルサイト」のLiVEリポートは終了いたします。
ヤマハレースファンの皆様、ご声援ありがとうございました！
これからも、ご声援、よろしくお願いいたします。

[観客動員数 公式発表]
8月29日（土）3,800人
8月30日（日）9,000人
合　計　 　    12,800人

 

皆様お待ちかねの壁紙を更新しました。

「ファインショット壁紙」からお楽しみください。

 

まずは、ホッとしたというのが本音です。
今年はニューマシンがなかなか中須賀選手の好みに仕上がらず、ここまで苦戦していました。
しかし、事前のメーカー合同テスト（SUGO）で解決することができたため、レースウイークを通し自信を持って戦うことができました。

ただ、今日の勝因はマシンの好調もありますが、スタート進行でアクシデントがありながら、集中力を切らさなかったこと、そして序盤でトップを走り、レースをコントロールできたことだと思います。

佐藤選手は7位と上位を逃しましたが、レース序盤だけを見るとトップグループと遜色ないタイムを出せているので、予選での順位アップと決勝中盤以降にタイムを落とさない走りができれば十分にトップ争いに絡めると思います。
今後はこの課題の克服に取り組んでほしいと思います。

 JSBは残り3戦4レースとなりましたが、中須賀選手はランキングトップとの差も9ポイントに迫り、十分にチャンピオンを狙える位置につけました。
これからもスタッフが一丸となり「一戦必勝」という気持ちで戦っていきますので、ぜひご期待ください。

 

決勝日は寒くなると分かっていたので、それに合わせて準備を進めてきました。
ダンロップのタイヤ特性として温まりやすいので、レーススタート後は早めに前に出て後続をブロックしようと考えていました。
酒井選手がスタート直後から速かったのが誤算でしたが、すぐに抜くことができ、その後は雨で中止になることも想定して走っていました。

スポーツランドSUGOは、少し苦手意識がありましたが、この優勝で悪いイメージを払拭できたし、最高の形でシリーズ後半戦を戦っていくことができます。

 

トップ集団の中で走っていた時、ヘアピンの立ち上がりからS字でミスしていて、あわや転倒という場面がありました。
これでトップグループから引き離されましたが、その後に雨が降り始めて、トップ集団が周回遅れに詰まっていて追いつくことができたのですが、その周回遅れの集団に自分もはまってしまって、また遅れてしまいました。

しかし、今回はトップ集団でレースができたし、ペースも上がってきているので、次戦の岡山国際ではさらに頑張りたいと思っています。