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2021

Charging Forward!

2021.03.23

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ファンの皆さん、お久しぶりです。そして、「はじめまして」の方もいるかもしれませんね。野左根航汰です。
まず、このサイトをご覧いただきありがとうございます! 今年は、これまでの全日本JSB1000から、スーパーバイク世界選手権(WSBK)という新しい環境の中で、新しい挑戦をスタートさせることとなりました!

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このサイトのタイトルは「Charging Forward」という言葉を使っています。これは昨年、JSB1000チャンピオンを獲得した際に制作されたポスターでも使用した言葉。

どんなに大きな壁があろうとも可能性を信じ、前を向き、突き進んでいこうという気持ちを込めています。
同時に、その姿を日本のファンの皆さんに見てもらうために、このブログを作ることとなりました。

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さて、少しさかのぼりますが、日本を出国したのは3月上旬。
まずカタールでのMotoGPテストに参加し、活動拠点となるイタリアへ移動するというスケジュールでした。

「不安じゃなかった?」とうい声も聞こえてきそうですが、イタリアに直接移動したわけではなく、例年と変わらず中須賀さん、吉川さんといういつものメンバーとのMotoGPテストを挟んだことで、不安はまったくありませんでした。重要なテストなので緊張感もありましたし、その先のことも含め、何よりも前向きにワクワクした気持ちで出国したことを覚えています。

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カタールでは2回に渡り、合計5日間のテストが組まれていました。現地では、新型コロナウイルス感染症の対策として、MotoGPで定められた厳しい規制に沿って行動しました。一般の人と交わることのない定められたホテルに宿泊し、そことロサイルを往復する日々。テストには集中できたし、インターバルはホテル内でゆっくり休むというメリハリのある生活でした。写真は僕たちが宿泊していたホテルからの眺め。きれいですけど暑かったなー

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テストは、ヤマハ勢も好調で、僕自身もテスト項目をしっかりと消化し無事に終了しました。
ここでのトピックスはなんと言っても、ヤマハ発動機のロードレース世界選手権参戦60周年を記念した特別カラーのYZR-M1が世界初披露されたことですよね! カル・クラッチロー選手が走行し世界中で話題になりましたが、僕も開発チームの一員として、記念撮影に入らせていただきました。

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これは1980年のYZR500をモチーフしたカラーリングで、僕たちの世代からすると馴染みはありませんが、新鮮で、実物はかなりカッコ良かったです。僕自身も持っていた白のつなぎでこのカラーリングに合わせ、少しだけ走らせてもらいました。僕もヤマハレース史の一員なんだと、誇らしい瞬間で、一生忘れることはないと思います。

MotoGPテストを終えるといよいよイタリアへ移動! イタリアでの生活の場は、モンツァサーキットやMotoGPのファクトリーチームやWSBKチームの本拠地となるYamaha Motor Racing(YMR)などがある場所です。

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現在イタリアは、午後の10時〜午前5時にかけてロックダウンが続いている状態。日中もほとんど人がいないし、お店は開いているのですが食事もテイクアウト。そこで、日本から肌身離さず持ってきたレースのゲームをして、これから初のサーキットに向けひたすら予習する日々です。新生活については、また落ち着いてからゆっくりとご紹介しようと思います。

最後にお知らせになりますが、渡欧前にJ SPORTS(※有料チャンネル)さんに取材していただきましたが、それがスーパーバイク世界選手権の開幕特集として放送されることになりました。放映日は3月29日(月)の午後4:30〜5:30、チャンネルは「J SPORTS 3」です。是非ご覧ください!

J SPORTS 開幕特集の放送予定   ※外部サイトへ移行します

https://www.jsports.co.jp/program_guide/05/01/90000_3240196/

それでは、今回はこの辺で。
次回は入国してすぐに行われたミサノでのテストについて、お話ししたいと思います。チャオ!

 
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