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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月14-15日 アラゴン

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第3戦アラゴン大会
■開催地:スペイン/アラゴン(1周5.077km)
■周回数:レース1:17周(86.309km)/レース2:18周(91.386km)

レース1
■開催日:2018年4月14日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:11度
■路面温度:18度
■PP:M・リナルディ(Ducati/1分50秒568)
■FL:M・メランドリ(Ducati/1分50秒663)

レース2
■開催日:2018年4月15日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度
■路面温度:31度
■PP:M・リナルディ(Ducati/1分50秒568)
■FL:M・メランドリ(Ducati/1分51秒048)

REPORT

レース1
Pata Yamahaがアラゴンでハードバトルを展開

2018 Motul FIM Superbike World Championship第3戦アラゴン大会の第1レースは、ふたつのヒートに分割されて行われ、Pata Yamaha Official WorldSBK TeamのM・ファン・デル・マークとA・ローズが好走を見せた。

グリッド7位のファン・デル・マークはスタートでやや遅れたが、ペースを上げて挽回中の4ラップ目に赤旗が提示されて中断。その後、再開された2ヒート目ではコンスタントな走りで5位を獲得した。一方のローズは予選5位から好スタート。2ヒート目はレースをリードしたあとトップ争いを展開し、一時は不具合により順位を下げる場面もあったものの7位まで挽回してチェッカーを受けた。

ファン・デル・マークは金曜日のフリープラクティスで1分51秒347の7位。土曜日の午前中に行われた同第4セッションで5位に上げたものの、その後のSP2ではトップから0.320秒差の1分49秒863で7位となった。1度目のスタートでは第1コーナー進入でブレーキング・ポイントをミスして13位に後退。その後、懸命の追い上げで4ラップ目には6位まで挽回していたが、ここで赤旗が提示されてレースは一時、中断となってしまった。17ラップで行われることとなった2ヒート目、ファン・デル・マークは絶好のスタートからトップグループに加わり、さらに少しずつポジションアップ。6ラップ目にはローズをパスして5位に浮上した。ところがその後、コーナー進入でわずかに手間取る間に集団から離されてしまったため、落ち着いてペースを守って走り切り、そのまま5位でチェッカーを受けた。これで11ポイントを加算したファン・デル・マークはチームメイトのローズに1ポイント差と迫る合計56ポイントでランキング6位。日曜日に行われる第2レースはフロントローの真ん中からスタートすることになっている。

一方のローズは、金曜日のフリープラクティスでファン・デル・マークと同タイム(1分51秒347)の6位。土曜日の第4セッションではセッティング変更を試みながら、1分51秒510の4位へと上げていた。自信を持って臨んだSP2ではファン・デル・マークを0.01秒上回る1分49秒853を記録してグリッド5位が決定した。決勝では絶好の飛び出しを見せて第1コーナーに2位で進入。J・リーとリードを奪い合う間にレースは中断となった。第2ヒートもほぼ同様の展開で好スタートからリーとトップバトル。2ラップ目には順調に前に出て、そのまま優勝を目指していくかに見えたが、マシンにチャターの問題が発生したため順位を下げることとなってしまった。このような厳しい状況に置かれながらも冷静に対応し、徐々に挽回して再び6位へ。しかし最終ラップでT・サイクスに先行を許して7位となった。9ポイントを加算したローズは合計57ポイントでランキング5位。明日までに問題を解決し、グリッド4位の位置から第2レースに臨む。

日曜日は現地時間9:35にウォームアップ・セッションがスタート。決勝は13:00開始予定となっている。

レース2
Pata Yamaha、第2レースでポテンシャル・アピール

Pata Yamaha Official WorldSBK Teamは第2レースで全力を発揮。A・ローズはグリッド4位から表彰台争いを展開し、グリップ不足を抱えながらも十分に実力を引き出して見せた。終盤はチームメイトのM・ファン・デル・マークとのバトルに競り勝ち、4位を獲得した。そのファン・デル・マークはフロントローの真ん中から絶好のスタートを切って1周目をトップで終了。マシンのフィーリングは完璧ではなかったものの、終盤でローズとバトルして5位でチェッカーを受けた。

2018シーズンに入ってから、Pata Yamahaのチームメイトふたりは常にほぼ同等のポテンシャルを見せている。金曜日のフリープラクティスではまったく同じタイムを記録。また土曜日の予選セッションでは0.01秒差、決勝では17ラップ走行後に1.053秒差と力が伯仲している状況だ。

第1レースで実力を発揮しきれず7位で終えたローズ。午前中に行われたウォームアップ・セッションでは3位を獲得し、前回のブリーラムのような自信を取り戻したいところだったが、セカンドロウからスタートしたあとコーナー立ち上がりでやや苦戦した。それでも冷静に状況に対処し、一旦7位に下げたあと再び挽回。目の前のマシンを1台1台パスしていった。

8ラップ目にはファン・デル・マークをとらえて5位に浮上。そしてこれまでに何度も見てきたように、ふたりのバトルはゴールラインまで続くこととなった。周回を重ねるごとに激しくなったバトルは最終ラップ、互いに何度も順位を入れ替えたあと決着。ローズがコンマ4秒差で競り勝ち4位を手中にした。シリーズポイントでは13ポイントを加算し、合計70ポイントでランキング5位。

ファン・デル・マークは第1レースの5位を受けてフロントローの真ん中からスタート。直後に一時トップに立ったが、フロントエンドのフィーリングをつかみきれず思うようにペースが上がらない。この間に後方からパスを試みたメランドリと接触してはらみ、リードを許すこととなった。

懸命に追撃を図るも徐々に離され、厳しい状況のなかで6位まで後退。そのあとはローズとともに4位のM・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)を追って行き、これをとらえて4位と5位に復帰した。ファン・デル・マークが最終ラップの第1コーナー進入でローズに仕掛けると、これをきっかけにふたりのバトルがさらに激化。何度も順位を入れ替えながら、ファン・デル・マークはローズに0.436秒届かず5位となった。シリーズポイントでは11ポイントを加算し、合計67ポイントのランキング6位。次回は4月20日~22日、母国オランダのアッセンTTサーキットで開催される。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

レース1
M・ファン・デル・マーク選手談(5位)

「スーパーポールには満足しています。去年も今年も予選で苦しむことが多かったのですが、今日は非常にいい走りができました。上位グループとの差を確実に縮めており、アレックスにも近づくことができたのでとてもうれしいです。最初のスタートは悪くなかったのですが、第1コーナー進入のブレーキング・ポイントを間違えて大きくはらんでしまいました。そのあと懸命に挽回している途中で赤旗中断になってしまったのです。2ヒート目のなかではバックシフトにちょっと問題が出ていて苦戦。スタートはとても良かったのですが、その後は不具合を抱えながらの走りが続きました。このような状況のなかでも5位を獲得できたことを喜ぶべきでしょう。明日はこれを解決し、表彰台を目指していきたいと思っています」

A・ローズ選手談(7位)

「前回まではスタートから序盤にかけて苦戦ばかりしてきました。今日はそれを2回やることになったわけですが、今日は2回とも非常にうまくできたのです。ところが、良かったのはそこまでで、そのあとが大変でした。原因はよくわからないのですが、コーナー進入でチャターが出るようになり思うような走りができなくなってしまいました。それ以上、無理はできないと思ったので、できるだけ安定性を保ち、ミスをしないようにしてゴールを目指しました。とても厳しいレースになりましたが、あれが精一杯でした。いつもなら終盤で伸びるほうですが、今日は始めのほうが良かったことになります。明日までに問題を解決し、前半も後半も良い状態で走れるようにしたいと思います。それができればトップにしっかり食らいついていけるでしょう」

P・デニング、チーム代表談

「今日のレースは残念な展開となりました。マイケルもアレックスもトップグループで戦っていましたが、どちらもそれを十分に結果に結びつけることができませんでした。しかしそのなかにも評価できるところがいくつかありました。アレックスは2度のスタートを成功させましたし、ふたりともミスがほとんどありませんでした。そして見事な安定性で貴重なポイントを獲得してくれました。ただ、最初から最後まで、最大の良さを出し切るということができなかったことは残念です。明日までにR1を改善し、今日以上の成績を目指します」

レース2
A・ローズ選手談(4位)

「非常に厳しいレースでした! スタート直後から十分なスピードが出ず苦戦しました。昨日もそのような話をしましたが、今日も同じことになってしまい、そのなかでベストを尽くすしかありませんでした。このペースでは優勝は無理だとわかったので、そのあとはミスをせず、できるだけ上のポジションを目指すことにしました。このことは実際のところ、常に心掛けるべきことなのですが、前のライダーをパスしようとすると、ときにやり過ぎてしまうことがあるのです。私は他のライダーのことは気にせず、ただひたすらベストを尽くしました。マイケルは終盤、フロントに問題を抱えているようだったので、バトルのあとパスしましたが、そのときすでに、トップからは大きく離されてしまっていました。このような場合、マイケルの前でゴールするということに大きな意味はありません。次のアッセンはマイケルのホームレースです。今日のようなバトルを、優勝争いで再現したいと思います」

M・ファン・デル・マーク選手談(5位)

「絶好のスタートを切り、レースをリードすることができました。しかしそのあとペースが上がらず、少しずつ順位を下げることになってしまいました。フロントエンドのフィーリングがあまり良くなくて、ずっと問題を抱えながら走っていたのです。抜かれたライバルたちについて行こうと頑張っていたのですが、限界ぎりぎりまで無理をしたせいでシフトミスをおかし、また大きく遅れてしまいました。終盤はアレックスといいバトルができましたが、トップから10秒も離されての4位-5位の戦いは、本来、望んでいるものではありません。次のアッセンまでに問題を解決し、ホームレースでいい走りをお見せしたいと思っています」

P・デニング、チーム代表談

「アレックスとマイケルが表彰台を目指せるようなマシンを作るために、チームの全員がベストを尽くしました。確かな前進は見られたのですが、決勝の展開のなかではトラクションとコーナー立ち上がりのパフォーマンスに苦戦することとなってしまいました。あまり予期していなかったことですが、そのあとは、Pata Yamaha R1の長所のひとつである安定性を存分に発揮し、最後まで走り切ることに集中しました。チームのこれまでの努力や仕事ぶりには何も不満はありません。とくにふたりのライダーは、非常にハードに攻めながら冷静さを保って最大限の成績を持ち帰ってくれたと考えています。このような厳しい状況のなかでポイントを獲得し、トップとの差を縮める可能性が見えるとすれば、そのことを評価したいと思います。そして次のアッセンに望みをかけます」

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