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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 2月24-25日 オーストラリア

RACE DATA

レース1
■開催日:2018年2月24日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度
■路面温度:31度
■PP:J・トーレス(MV Agusta/1分31秒555)
■FL:T・サイクス(Kawasaki/1分30秒971)

レース2
■開催日:2018年2月25日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度
■路面温度:29度
■PP:J・トーレス(MV Agusta/1分31秒555)
■FL:M・メランドリ(Kawasaki/1分30秒848)

REPORT

レース1
Pata Yamaha、ファイティング・スピリットをアピール

フィリップアイランドの曇り空の下、強風の中で開催された2018シーズン第1戦の第1レース。Pata Yamaha Official WorldSBK Teamはタイヤ剥離に見舞われて苦しい状況となったが、持ち前のファイティング・スピリットで走り切った。グリッド2列目からスタートしたA・ローズは激しいバトルの末、終盤のグリップ低下をものともせず6位を獲得。チームメイトのM・ファン・デル・マークも好スタートから表彰台を目指してペースを上げていったが、タイヤを消耗したレース終盤で9位に下げた。

前日の金曜日にドライ・コンディションを走ることができなかったローズは、フリープラクティス第4セッションでセッティングを変更して4位を獲得。SP2では序盤の第4コーナーで転倒があったものの、最終ラップで1分30秒767を記して4番グリッドを確保した。

2列目の先頭からスタートしたローズは、タイヤの状態を確認しながら序盤はペースを抑えて慎重な走り。この間に一旦9位まで下げたが、少しずつリズムをつかむと再び順位を上げていった。そしてチームメイトのファン・デル・マークに追いつくと、ふたりで互いに何度も順位を入れ替えながら6位争いを展開。そのあとは序盤でタイヤの消耗を抑えていたローズが徐々にアドバンテージを広げ、さらに急速に5位のJ・レイに近づいていった。しかしレイをとらえるには周回数が足りず、そのまま6位でチェッカー。この結果、第2レースはフロントローからスタートすることが決定した。

一方、前日7位を獲得したファン・デル・マークは、フリープラクティス第4セッションでは決勝用セッティングの調整に専念。ラップタイムは1分31秒240で8位となり、グリッド3列目の真ん中につけた。シグナル・グリーンとともに、いつものように絶好のスタートを切ったものの序盤の第4コーナーでミスがあり後退。ここから激しく追い上げるなかでリア・タイヤを消耗し、ラップタイムをキープできずに終盤は苦しい状況に追い込まれてしまった。それでも果敢に走り切って9位でチェッカーを受け、貴重なポイントをゲット。第2レースはセカンドローからスタートする。

日曜日は現地時間10:30からウォームアップ・セッションが行われ、決勝は15:00にスタート。第1レースのなかで多くのライダーがタイヤ剥離に見舞われたことを受けて、ドライ・コンディションになった場合は連続周回数を12ラップ以下とすることとし、一旦ピットストップ後、再スタートするフラッグ・トゥ・フラッグ・レースで競われることが決定している。

レース2
Pata Yamaha、第2レースで表彰台争いを展開

Pata Yamaha Official WorldSBK Teamは、2018シーズン開幕戦の第2レースでふたりのライダーがともに表彰台を目指して戦う健闘を見せた。22ラップのフラッグ・トゥ・フラッグのレースのなかでA・ローズは、ほとんどの時間帯でトップグループに留まり、最終的にはトップから2.474秒差の5位を獲得。チームメイトのM・ファン・デル・マークもレース前半は表彰台争いを展開していたが、ピットストップ後はグリップレベルが低下してペースが上がらなくなり、ローズにコンマ5秒離されて7位でチェッカーを受けた。

前日に行われた第1レースでは多くのライダーがタイヤ剥離で苦戦。そのため第2レースはフラッグ・トゥ・フラッグの形式に変更され、1本のタイヤでの走行周回数が12ラップを超える前にピットストップが課せられた。第1レースで6位を獲得したローズはグリッド3位の位置から第2レースをスタートしたが、絶好の飛び出しができずに9位まで後退。それでも第1レースと同様に冷静な判断でチャンスを待ち、十分にフィーリングをつかんでからペースを上げていった。そして5ラップ目には出場ライダー中、最速タイムを記録。8位に上がって表彰台争いとの差を詰めたところでピットストップを行った。絶好のタイミングでコースに戻るとトップグループを追って行き、第1レースを再現するようにチームメイトのファン・デル・マークと激しいバトルを展開。これを抑えたあとは前との差を詰め、トップに2.474秒差と迫る5位でチェッカーを受けた。この結果、第1レースでの10ポイントに加えて11ポイントを獲得。合計21ポイントでランキング5位につけた。

一方、第1レースでタイヤに重大な問題を抱えて9位となったファン・デル・マークは、グリッド6位から第2レースをスタート。シグナル・グリーンとともに飛び出して次々に前車をパスし、3ラップ目には3位まで浮上した。表彰台をかけて戦いながら、ローズよりも1ラップ早い10ラップ目、4位走行中にピットインを行ったが、再スタート後はタイヤのフィーリングをつかめなくなっており、前半のような良いリズムをキープすることができなかった。そのためファン・デル・マークは作戦を切り替えて着実なポイントゲットに集中。7位でゴールして9ポイントを手中にした。第1レースの7ポイントと合計して16ポイントとなり、ランキング8位で開幕戦を終了した。

シーズン第2戦は3月23日~25日、タイはチャンギ・インターナショナル・サーキットで行われる。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

レース1
A・ローズ選手談(6位)

「ここまでとても厳しいウイークになっています。未だに100%のフィーリングを得られず、今日のレースも楽ではありませんでした。スタートもあまり良くなくて、集団になんとかついていくのが精一杯。タイヤの状態が万全ではなかったので、できるだけ長く温存して終盤に賭けたいと思っていたのですが、かなり慎重に走っていたにもかかわらずタイヤは終盤、とてもひどい状態になってしまいました。そのなかでなんとか6位をもぎ取り、明日のフロントローを獲得できたのは良かったと思います。今日のことから学び、明日はもっと良いレースができるよう頑張ります」

M・ファン・デル・マーク選手談(9位)

「グリッド8位から絶好のスタートを切ることができましたが、第4コーナーでミスをして遅れてしまいました。そこからの挽回では順調に前のライダーを抜いていき、5位まで上がって首位争いの集団に近づいていったのですが、15ラップ目、突然にリアグリップがなくなってしまったのです。そのあとは本当に苦しい状態でした。なぜこのようなことになってしまったのかわかりませんが、多くのライダーが同じ問題を抱えていたのですから、明日の第2レースに向けて対策を考えてもらえたことは良かったと思います。優勝争いを目指します!」

P・デニング、チーム代表談

「2018シーズンの第1戦第1レースは厳しい戦いになりました。アレックスもマイケルもベストを尽くして表彰台争いの実力を見せてくれましたが、残念ながら、タイヤの耐久性に一貫性がなく、マイケルはとくにひどく苦しみました。アレックスのほうは見る限りは、いくらか良さそうでしたが、最後の5、6ラップはやはり消耗が激しく十分に実力を発揮することができませんでした。このような状況のなかで、ふたりは本当によく頑張って持ち前の速さとファイティング・スピリットを見せてくれました。明日はレース方法が大きく変更されることとなり、それが私たちにとって追い風になるのかはどうかわかりませんが、いずれにしても誰にとっても同じ条件なのですから、そのなかでベストを尽くすだけです。今日より上を目指します」

レース2
A・ローズ選手談(5位)

「第2レースのほうがずっと良くなりました。マシンも今までで最高の状態だったので、このウイークの中で大きく進化させることができたということです。ピットストップのあとは、まさに絶好調。表彰台を狙っていけると考えていましたが、いくつかの問題があり、そううまくはいきませんでした。残念ですが、これがレースというものなのです。フラッグ・トゥ・フラッグのレースは簡単ではありません。それでも、昨日まではマシンに好感触をつかめず厳しい状況が続いていたことを考えれば、かなり良い結果につなげられたのではないかと思います。だからそれなりに満足はしているのですが、5位と6位という結果を心の底から喜んでいるわけではありません。次のタイでは表彰台を、優勝を目指して戦います」

M・ファン・デル・マーク選手談(7位)

「とても面白いレースでした。スタートがうまくいって、最初の10ラップは楽しんで走ることができました。表彰台争いは非常に激しく、とてもいいレースだったと思います。ピットストップも完璧でしたが、タイヤ交換後はフィーリングやグリップレベルがそれまでとは変わってしまっていて、上位のライダーについて行くことができなくなりました。ピットストップを行うまでは非常に好調で、ラップタイムでも互角に戦えていただけに残念な気持ちでいっぱいです。表彰台争いを展開できると思っていたわけですが、どちらにしてもポイント獲得のほうが重要です。今回はタイヤの問題もあり難しいウイークになってしまったので、次のタイ大会ではフル・ポテンシャルを発揮できるよう期待しています」

P・デニング、チーム代表談

「フラッグ・トゥ・フラッグのレースはチームにもライダーにも大きなプレッシャーになっていましたが、結果を見れば、22ラップにわたって非常にエキサイティングで激しいバトルが展開される良いレースになりました。タイヤの耐久性は、本来ならレースの行方を左右するものですが、今日はそうではなくて、上位のライダーたちは全ラップを通して予選ペースで走り抜きました。これは誰にとっても非常に見ごたえのあるものでした。チームは2つのピットストップをスムースにこなし、絶好のタイミングでライダーたちを送り出してくれました。これによってアレックスは5位獲得と健闘しましたが、ピットのなかの私たちは皆、そして彼自身も間違いなく、優勝を目指して戦うことができたと感じていたのです。結局、ブレーキングで小さな技術的問題があり大きくはらんでしまいました。しかしこのような状況にもかかわらず、彼は優勝争いにも匹敵する十分なスピードを持っていました。

一方のマイケルも表彰台を目指してバトルを繰り広げました。前半戦で積極的に前へ出て行き、ローズと同様に表彰台争いの一角に加わりました。しかし残念ながら、2本目のリア・タイヤが思うようにグリップせず苦戦を強いられます。最終的にトップに3秒差でゴールしたのですから十分に素晴らしいと思いますが、本人は7位という結果にがっかりしています。私たちは今シーズンを順調にスタートすることができました。望んでいた成績ではありませんでしたが、それ以外のところで非常に多くの成果があり、今後への明るい兆候も感じられました。第2戦タイ大会が楽しみです」

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