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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 7月25日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第5戦チェコGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2021年7月25日
■開催地:ロケト(1,586m)

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーが、チェコ共和国のロケト・サーキットで開催されたFIMモトクロス世界選手権第5戦で堅実なパフォーマンスを見せ、2つのレースでそれぞれ5位と2位に入って総合3位となり、今シーズン初となる表彰台に登壇した。チームメイトのグレン・コルデンホフはわずか2ポイント差の総合4位。一方、ベン・ワトソンは世界最速のライダー達とのレースで経験を重ね、4戦連続となるトップ10フィニッシュを果たした。

シーワーがチェコGPで2021年初表彰台を獲得

週末最初のレースでは、ワトソンがYZ450Fを駆ってトップ3スタートを決めた。24歳のルーキーであるワトソンはディフェンディング・チャンピオンのT・ガイザー(ホンダ)に先行され、2番手から3番手へと順位を落とすが、コルデンホフと元世界チャンピオンのR・フェーブル(カワサキ)から厳しいプレッシャーを受けながらも最初の10分間に渡ってトップ3圏内をキープして見せた。

レースが折り返し点に達すると、MXGPクラスのベテラン勢は、ワトソンがこのカテゴリーでの経験がまだ浅いところを突く。チームメイトのコルデンホフとシーワーがハードなレースを見せてトップ5圏内に順位を上げる一方、ワトソンは11番手に後退してチェッカー。一方のコルデンホフは4位、シーワーは5位でそれぞれフィニッシュを受けた。

レース2の前の土砂降りの雨により、ロケト・サーキットの急でチャレンジングな丘はウエットでトリッキーな状態となった。その中でシーワーは素晴らしいスタートを見せると、J・プラド(KTM)をパスして2番手に浮上。そのまま2位でフィニッシュし総合3位とし、今シーズン初となる表彰台を獲得。またコルデンホフはプラドと熾烈な3番手争いを展開したが、最後は4位でレースを終えた。

ワトソンはスタートで出遅れながらも、そこからペースを上げて12位でレースを終え、総合成績は10位となった。

FIMモトクロス世界選手権、次戦は来週末、8月1日にベルギーのロンメルで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(5位/2位:総合3位)

「シーズン開幕前に体調を崩していたのですが、運よく開幕戦ロシアの前に復帰できました。先週末は、体調はほぼ正常に戻ったようだったし、今日の体調は良好でした。調子が上向いて表彰台に戻ることができてすごくうれしいです。次のロンメルはホームGPのようなものです。ほとんどのGPライダーがあの周辺に住んでいますからね。自宅にとても近く、僕はあそこが好きです。いつもすごくラフでライディングが楽しいので、次回を楽しみにしています」

グレン・コルデンホフ選手談(4位/4位:総合4位)

「前回のレース2でのクラッシュが原因で、今週末までは良い一週間とはいきませんでした。回復に努めたのと、ほんの少しトレーニングをしただけです。今週末は別な目標がありました。トップ5内で2回フィニッシュすることです。目標は達成しましたけど、ライダーとしてはもっと上を求めるもの、特にレース2ではそうです。すごく楽に走ることができて、プラドをパスできなかったのは残念ですが、総合4位は悪くない結果です。良い感触で来週のロンメルを迎えることには満足しています」

ベン・ワトソン選手談(11位/12位:総合10位)

「正直なところ、複雑な心境です。レース1ではすごく良いスタートができて10分間に渡って3番手を走りました。良い感触でした。後方からのプレッシャーにより緊張するまでは気持ち的に楽に走ることができました。でもそこから順位を落とし本当にガッカリでした。それでもポジティブな面としては力強いスタートでした。レース2は、まったく楽に走ることはできませんでした。レース序盤は苦戦しましたが、最後は少しだけ良くなっていたかもしれません。僕はまだ学んでいるということで、着実に走れたことがポイントです」

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