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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 7月28日 チェコ

RACE DATA

■概要
■大会名称:2019年第13戦チェコGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2019年7月28日
■開催地:ロケト(1586m)
■天候:晴れ時々曇り/気温25℃
■観客数:25,000人

REPORT

フェーブルが両レースを圧倒、シーワーも3連続ポディウムフィニッシュを飾る

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのロマン・フェーブルがチェコ・グランプリでポールポジションを獲得、両レースとも制するという圧勝で表彰台の最上段に帰ってきた。フェーブルの優勝は2016年のフランス・グランプリ以来3年振り。27歳のフランス人ライダー、フェーブルはMXGP世界選手権第13戦で、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのチームメイト、ジェレミー・シーワーとともに表彰台に立った。シーワーは3戦連続、また今シーズン4度目となるシャンパンファイトを演じた。

今週末のオープニングレースで、YZ450FMに乗るチームメイト、ジェレミー・シーワーとロマン・フェーブルはロケットスタートを見せ、ターン1でMonster Energy Wilvo Yamaha MXGPのゴーティエ・ポーリンに先行した。1周目を終えるまでにポーリンは4位まで後退し、フェーブルはリードを奪って2位以下との差を若干拡げた。そこからフェーブルはシーズン2度目のヒート優勝に向けて完璧な走りを見せる。一方、シーワーはレース終了まで残り3分となったところで3位に順位を落とした。ポーリンはこれに1秒遅れの4位となり、Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPのチームメイト、アーヌー・トヌスは11日前のインドネシアからの帰国以来続いている細菌感染による体力の低下で苦戦。10位でフィニッシュした。

レース2では、YZ450Fに乗る4選手全員がターン1にトップ5内で進入した。シーワーがリードを奪うが、フェーブルはオープニングラップに選手権をリードするT・ガイザー(ホンダ)を含む、前を走る全ライダーを抜き去り、トップを行くチームメイトのシーワーに迫った。

4周に渡るスリリングなトップ争いの末、フェーブルは急な下り坂のひとつでチームメイトを下してトップに立った。ガイザーもシーワーに迫り、プレッシャーをかけて次の周にこれをパスするが、ロケトの不規則で滑らか、滑りやすい粘土質のコースでフェーブルをとらえることはできない。上位3選手はこの順位のままフィニッシュし、ポーリンとトヌスもトップ5圏内でチェッカーフラッグを受けた。

両レースで4位に入り、総合結果でも4位となったポーリンはMXGP選手権ランキングで3位に上がり、チームメイトのトヌスはレース1を10位で終えた後、レース2では大きく順位を上げて5位に入り、総合8位となった。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPデュオによるダブルポディウムフィニッシュで、2019年のMXGPでヤマハの表彰台獲得数は18となった。

MXGPは来週、ベルギー開催される。そのコースであるロンメルは現在両チームの全4選手の自宅から30㎞圏内に位置しており、両チームの期待が高まっている。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ロマン・フェーブル選手談(1位/1位:総合1位)

「最高の気分だ。週末を通してとても良かった。速さもはじめから良かったし、両レースを1/1位で終えることができた。再び勝つまでの道のりは長かったし、楽な道ではなかった。苦戦したGPもたくさんあったし、怪我もした。でも戻って来たよ! Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームに貢献できたことがすごくうれしい。」

ジェレミー・シーワー選手談(3位/3位:総合3位)

「セットアップに苦労した。450ccここロケトのようなコースではバイクはすごくトリッキーで、すごくパワーはあるけど、トラクションがないと感じた。それでもどうにか好転させて、自分の流れを見つけた。今日、フェーブルは違うレベルだったけど、同じ速さのあったガイザーと競り合い、2位をキープできたのは良かった。だから表彰台に上がれてうれしいし、3回ホールショットを獲れたことには満足している」

Monster Energy Wilvo Yamaha MXGP

ゴーティエ・ポーリン選手談(4位/4位:総合4位)

「4/4位は今日の自分の位置だった。週末全体で速さがあった。このコースではスタートが鍵だった。いくつかミスをしたけど、それもレースのうちだ。クルー全員が良かったし、良いレベルに戻れたこと、それに痛みがなかったことは大きい。4位はこの週末の自分の位置で、全体として良い週末だった」

アーヌー・トヌス選手談(10位/5位:総合8位)

「自分の感じたところでは、この週末は悪くない出来だった。この一週間半の間すごく体調が悪かった。バクテリアに感染して、それで体調がすごく悪くなった。この10日間に1回しかライディングできなかったので、厳しいGPになることはわかっていた。両レースを10/5位で終えたのは、体調を考えると悪くない結果だ」

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