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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 6月23日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:2019年第10戦ドイツGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2019年6月23日
■開催地:トイチェンタル(1590m)
■天候:晴れ/気温28℃
■観客数:35,000人

REPORT

ヤマハ4大会連続ダブルポディウム! トヌスが総合2位、ポーリンが総合3位

MXGP世界選手権第10戦はドイツ、トイチェンタルで開催され、Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPチームの両選手、アーヌー・トヌスとゴーティエ・ポーリンによりヤマハ4大会連続となるポディウムフィニッシュを飾り、表彰台でシャンパンファイトを演じた。現在、選手権ランキングでトヌスは4位で、ポーリンは5位。今回、1ポイント差で表彰台を逃したMonster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーは選手権ランキングでは1ポイント差の3位につけている。

レース1で、ヤマハYZ450Fを駆る4選手が好スタートを見せて、全ライダーがトップ7内につけた。最初に優位に立ったのはポーリンだが、シーワーとトヌスにすぐにパスされる。Monster Energy Yamaha Factory MXGPのロマン・フェーブルも5選手を蹴散らして10位から6位へと上がる。

トップグループでは、シーワーが選手権ポイントリーダーのT・ガイザー(ホンダ)を追い、トヌス、ポーリン、そしてフェーブルの3選手が4位争いを展開する。4周目、フェーブルが走行ラインを大きく変えて、同じくフランス人ライダーのポーリンを追い抜きにかかる。

シーワーはガイザーに追突し、軽い転倒を喫したにもかかわらず、2位をキープしている。残念ながら、シーワーはこれによりタイムをロスし、ゴールまで残り11分となったところでJ・リーバー(カワサキ)の先行を許してしまう。

9周目、フェーブルがわだちのあるストレートでポーリンをかわしてトップ5入り。その後、リーバーがクラッシュした後にトヌスが劇的にペースを上げて2位に浮上する。

トヌスは、スムーズなライディングで前を行く同じくスイス人ライダーのシーワーに追いつき、最終ラップにシーワーが冒したミスをついて2位に上がるとそのままフィニッシュ。シーワー、フェーブル、そしてポーリンの順にトップ5を占めた。

レース2のスタートで、フェーブルがスタートストレートで高速でクラッシュし、チームメイトのシーワーもターン2で大きくふくらむ。

トヌスはスタートでトップ5につけると、すぐに3位に上がり、30分プラス2周のレース全体を通してポジションをキープする。一方、チームメイトのポーリンはスタート直後のターン1ではトヌスを追い、その後5位を走行。最終ラップではコーナーへの深い進入でM・アンスティ(KTM)をパスして4位を奪うと、そのままフィニッシュした。

シーワーとフェーブルは目を見張る復活を見せる。シーワーはトップ10圏内に戻るのにやや時間を要したが、ハードな走りで8位まで上がったところでフィニッシュ。一方、フェーブルは最後尾から果敢な追い上げを展開して12位でフィニッシュした。

素晴らしい挽回劇を見せたシーワーは、わずか1ポイント差で表彰台を逃した。シーワーは総合成績で同ポイントの5位となり、選手権ランキングでは3位を堅持。Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPのデュオはトヌスが4位、ポーリン5位で、シーワーに続いている。一方、4戦にわたり負傷欠場したフェーブルはランキング11位に浮上した。

MXGP世界選手権、次戦はインドネシアのパレンバンで7月7日に開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(3位/8位:総合5位)

「ものすごく良い週末だった。今、タイムプラクティスからの流れを掴み始めている。レース2でクラッシュしたにもかかわらず1ポイント差で表彰台を逃したけど、週末全体を通して良い感触だった。週末全体でトップ5、そしてトップ3内につけていた。レース2で転倒して、集団の中ですごくがんばってすぐに順位を挽回したけど、それはエネルギーを消耗するし、特にここのようなタフなコースでは尚更だ。すべてに満足している。一日の終わりに目標だった好ポイントを挙げることができた。あとはポイントを挙げ続けて前進し続けたい」

Monster Energy Wilvo Yamaha MXGP Team

アーヌー・トヌス選手談(2位/3位:総合2位)

「昨日の予選レースが厳しかったので、この週末はちょっとチャレンジングだった。それでスタートがかなりアウト側だったので、1コーナーにかなり深く突っ込んで行かなければならなかったけど、両レースともどうにかトップ5以内で進入することができた。レース1ではヤマハのライダーたちと良いバトルをしたけど、ジェレミーが最終ラップにミスをしたときに彼をパスすることができた。レース2も良いレースで、5回目の表彰台に立つことができた。ゴーティエが僕と一緒に表彰台に上がれたのはすごいことだ。僕らはチームの中でもすごく良い雰囲気だし、これは僕らとチームにとって特別なこと。彼のためにもすごくよろこんでいる」

ゴーティエ・ポーリン選手談(5位/4位:総合3位)

「Monster Energy Wilvo Yamaha MXGP Teamにはいくら感謝しても足りないくらいだ。ここ数週間というもの、自分にとっては厳しい状況で、表彰台に上がれないでいた。ポルトガルでは大きなクラッシュをしたし、フランスでは不運に見舞われ、ロシアではまた転倒した。先週末のラトビアでは自分の走りができたと感じたけど、望んだところまでは行けなかった。それでもフィーリングは良かったし、良いトレーニングになった。キツかったけど、ハードな戦いをしなければならなかった。何もしなければ何もやって来ないことはわかっているし、自分の経験からもわかっていたので、がんばったし、今はここに立っている。気分は最高だ」

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