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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 5月21日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:2017年第8戦ドイツGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2017年5月21日
■開催地:トイチェンタル(コース長:1,540m)

REPORT

フェーブルが総合5位

ドイツのトイチェンタルで行われたFIMモトクロス世界選手権第8戦で、Monster Energy Yamaha Factory Racingのロマン・フェーブルがトップ5入りを果たした。一方、チームメイトのジェレミー・ファン・フォルベークは激しくクラッシュしてトップ10入りを逃した。

レースの舞台となったタルケッセルは長い歴史を誇るサーキットで、高低差があり、路面はわだちができやすく、バンピーさが特徴。2015年にはロマン・フェーブルがこのサーキットで1-2フィニッシュを飾り、MXGPクラスで3勝目を挙げている。この週末、フェーブルは同様の素晴らしい走りを披露したが、小さなミスもいくつかあり、総合成績で5位となった。

フェーブルは朝のウォームアップ走行で最速タイムを記録。自身にのしかかるプレッシャーを軽減するかに見えた。第1レースでまずまずのスタートを決めたフェーブルは、オープニングラップで9位から6位まで順位を上げる。その後、ファン・フォルベークに迫り、バー・トゥ・バーの3位争いを展開するフェーブルだったが、180度ターンへの進入が激しすぎ、クラッシュ寸前の状態となり、2つ順位を落としてしまう。 このミスの後、フェーブルは再走し、7位でフィニッシュした。第2レースは序盤に対照的な展開が見られることとなった。ターン1を6位で抜けたフェーブルは、その後、適切なラインをみつけるために数ラップを要し10位まで後退してしまう。それでも楽にライディングしはじめたフェーブルは、力強い走りで周回を重ね、5位まで順位を上げてフィニッシュ。総合成績でも5位となった。

一方、ファン・フォルベークは自信あふれるライディングでこれまでにないほどの力強さを見せる。第1レースで3位争いを展開するファン・フォルベークだったが、及ばず5位でゴール。第2レースではこれまで見られなかったほどのハングリーさを示すファン・フォルベークは、限界をやや超えてしまい、激しくクラッシュ。強いフラストレーションを覚えながらもトップ20圏外でレースに復帰したファン・フォルベークは5つ順位を上げて15位でチェッカーフラッグを受け、総合成績では10位となった。

アーヌー・トヌスは固い岩盤地形のコースで良い走りを見せる傾向がある。今回も予想通り劇的な速さを見せた。第1レース、トヌスはフェーブルがミスで遅れた際に順位を上げて7位に浮上すると、前を行く6位のG・コルデンホフ(KTM)をパスすべく、わだちを越えるが、ここで転倒してしまう。それでもトヌスは素早くバイクに跨り、果敢に追い上げて9位でフィニッシュした。ドイツ・グランプリ開催前日に降った土砂降りの雨に見舞われたことから、コースはわだちとこぶがかつてないほど形成された。第2レースでルーキー、トヌスは速さを見せたが、あまりにもミスが多く、22位でフィニッシュするにとどまり、ドイツ・グランプリでの総合成績は15位となった。

FIMモトクロス世界選手権、次戦は5月27日と28日にフェーブルの地元、フランスのエルネで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ロマン・フェーブル選手談(7位/5位:総合5位)

「第1レースではちょっとスタックしてしまった。自分のリザルト以上の速さはあったけど、パスすべきところでそれができなくて、フラストレーションが溜まったよ。第2レースではかなり良いライディングをしていたけど、わだちに自分の足がひっかかって、足首のじん帯を傷めてしまった。痛みが激しくて足が折れたかと思ったけど、それでもライディングを続けた。それ以外はバイクに乗った感触も良くて、進んでいる方向性にはとても満足している。来週のレースに足が大丈夫であることだけを願っているよ」

ジェレミー・ファン・フォルベーク選手談(5位/15位:総合10位)

「何がなんだかわからない。週末を通してずっとトップ5以内に居たけど、その上に行こうとしたら、すごく激しくクラッシュした。どうしてだかわからない。すごくスムーズに、コンスタントに走っている。すごく勝ちたいんだ。だからこういうことが起こるとすごくフラストレーションを覚えるよ」

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