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全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.03 6月23日 関東

RACE DATA

■開催日:2019年6月23日
■開催地:栃木県・ツインリンクもてぎ
■観客:3,200人
■気温:24度
■天候:曇り
■競技:10セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(10セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)/18

REPORT

野崎史高2位、黒山健一はオランダGPへ

全日本トライアル選手権シリーズ(全7戦)の第3戦関東大会は、初めての会場となる栃木県のツインリンクもてぎで行われた。最高峰の国際A級スーパークラスにYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦している黒山健一(ゼッケン3)は、電動バイクTY-Eでトライアル世界選手権第3戦オランダGPと第4戦ベルギーGPの電動クラスに参戦するため、日程が重なっている全日本第3戦は欠場した。代わって、ファクトリーマシンTYS250Fiに乗り開幕戦で今季初優勝した野崎史高(ゼッケン2/Team FwO with YAMALUBE)に、今季2勝目が期待された。2週間前に同じ会場で行われた「トライアル日本グランプリ」の結果を踏まえて、「第3戦に向けて良いコンディションが作れた。日本GPのくやしい結果を全日本にぶつけて、優勝めざして頑張ります」と、野崎はモチベーションを高めていた。

国際A級スーパークラスの競技は18名が出走、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度が高くて見ごたえがある2つのスペシャル・セクションに挑んだ。セクションは日本GPに比べてコンパクトにまとめられ、観客が歩いて見るのに観戦しやすくなっていた。また、今大会には全クラス合計153名と記録的に多くの選手がエントリー、早くスタートした国際B級の選手はスーパークラスの競技を観戦することもできた。当日は曇りのまま雨は降らなかったが、金曜日と土曜日に雨が降ったため路面状態は泥のぬかるみが残り、部分的に滑りやすくなっていた。そしてまた、大会当日は路面が乾いていくとともにグリップが良くなり、ミスの許されない神経戦となっていった。

1ラップ目、野崎は第1セクションから粘り強いライディングでクリーン(減点0で走破)をマークすると、一番のライバルであり減点1(足着き1回)となった小川友幸(ゼッケン1)をリード。好スタートを切った野崎は、その後も前半の第5セクションまでトップに立ち、小川をリードしていた。だが、後半の5セクションは小川が全てクリーン。野崎は第9セクションの岩越えに失敗(減点5)したのが大きく響き、1ラップ目終了時点の順位は小川が4点でトップ、野崎は5点差の9点で2番手につけた。3番手は小川毅士(ゼッケン5)で減点15と遅れを取っているため、優勝争いは早くも野崎と小川にしぼられつつあった。

2ラップ目の野崎は、第5セクションと第8セクションでそれぞれ1回ずつ足を着いて減点2を加算したものの、問題の第9セクションは見事にクリーン。他のセクションも全てクリーンする好調さで、野崎が小川を追い上げるべく猛追した。ところが、2ラップ目は小川もまた減点2で回り、5点差は変わらないままスペシャルセクション(SS)を迎えることになった。この時点でトップ小川6点、2番手の野崎は11点。3番手の小川(毅)は野崎と13点差の24点のためSS(2セクションあり、最大10点差がつく計算)の前に、小川か野崎の1位か2位かは、ほぼ決定する形となっていた。

SSは、三段に積み上げられたコンクリートのブロックが大きな見どころとなり、SS1つ目のセクションは二段の上りで失敗する選手も少なくなかった。このSS-1を、野崎は鮮やかにクリーンして、大観衆の拍手喝采を浴びた。しかし、小川もまたSS-1をクリーンしたため、この時点で5点差。SS-2をもし野崎がクリーンして小川は減点5でも、両者同点で、クリーンの数は小川17が野崎15を上回っているため、SS-1終了時点で小川の1位が決まった。SS-2は野崎を含む全員が失敗した中、小川がただ一人クリーンした。最後に明暗が分かれたものの、白熱した優勝争いは、今後の野崎の追い上げへの期待を高めた。第3戦終了現在のポイントランキングは野崎と小川が同ポイントに並び、直近の大会で上位の小川が野崎を逆転してトップとなった。野崎と小川のタイトル争いに、黒山も加わる第4戦からの行方が注目される。

次回第4戦・北海道大会は7月14日、和寒町のわっさむサーキットで行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

野崎史高選手談(2位)

「今日は1ラップ目の第9セクションが敗因でした。あそこで5点を取ってしまったので。SS-1が終わるまで5点差のままでした。あれが全てだと思います。あそこは石の上に土がのってしまって、滑りやすい状況になっていたので、そこからのスタートがちょっと仇(あだ)となった感じですけど。あそこでミスした自分が悪いです。小川選手と同ポイントになりましたが、あと4戦あるので。勝ったり負けたりを繰り返すかもしれないですし、負けっぱなしを繰り返さないように頑張ります(笑)。もちろん最終的には勝つのが目標です。今年は、こういう勝負ができることが楽しいです。これまではシーズンの前半でランキング3位が固まってしまうような感じがよくありましたが、ここのところはランキング1位に上がれそうだったり、ランキング2位になれたので。希望を持って楽しんでいます」

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