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全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.06 8月19日 もてぎ

RACE DATA

■大会名称:MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦 TWIN RING MOTEGI 2&4 RACE
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2018年8月19日(日)
■会場:ツインリンクもてぎ(4.801km)
■観客:20,500人
■周回数:25周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■FL:中須賀克行(Yamaha/1分 48秒836)
■PP:野左根 航汰(Yamaha/1分48秒564)

REPORT

YAMAHA FACTORY RACING TEAMが今季2度目の1-2フィニッシュ!!

中須賀が今季7勝目、野左根は2位でゴール!!

予選2番手の中須賀克行選手が17周目にトップに立つと、そのポジションを明け渡すことなく今季7勝目のチェッカーを受ければ、ポールポジションの野左根航汰選手はレース序盤でリズムを乱すが、それをリカバリーすると途中でトップに立つなどの活躍を見せ、最終的に中須賀に次ぐ2位でゴール。これでYAMAHA FACTORY RACING TEAMは開幕戦ツインリンクもてぎのレース2以来となる1-2フィニッシュを達成した。

23周という長丁場レース。レース前に中須賀選手は「鈴鹿8耐で痛めた肩が完治しいなくて、23周はちょっと厳しい距離」と語っていた。そしてスタートでは中須賀選手はフロントタイヤを浮かせてしまい、その隙に高橋巧選手(ホンダ)がトップで第1コーナーを制し、津田拓也選手(スズキ)が2番手、そして野左根選手、渡辺一樹選手(スズキ)、中須賀選手の順で第1コーナーをクリアしていく。

その後、順位を挽回した中須賀選手がトップ高橋選手と接戦となり、9周目にファステストラップを記録した野左根選手が2人が追いつく。これでトップ争いは3台の集団となるり、13周目に2番手の中須賀選手がファステストラップを記録するが、14周目の90度コーナーで野左根選手が中須賀選手をパス。さらに15周目の第5コーナーでは野左根選手がトップに立つが、クロスラインを取った高橋選手がその出口で逆転。だが、S字コーナー進入で野左根選手がトップに立つと、16周目までトップでレースを牽引する。

その16周目に高橋選手をパスして2番手に上がった中須賀選手は、17周目のS字コーナーで野左根選手を攻略してトップに浮上。その後、中須賀選手はトップを堅持したままチェッカーを受け、今季7勝目を記録。また、野左根選手は中須賀選手に2秒339遅れて2位でゴールした。

JSB1000 RESULT Race.1

JSB1000 RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手(優勝)

「肩を痛めていたために本当に苦しいレースで、それだけに勝てたことはこの上なくうれしい。そう、うれしいの一言に尽きるね。スタートでミスをしたけれど、すぐに挽回することができたし、トップの高橋巧選手に追いついてからは、自分の身体の状況を判断しなが抜く場所を探していた。でも、自分よりも前に野左根選手がトップに立ったのだけれど、路面温度が想定以上に上がっていたせいか、トップに立つとペースが上がらなくなるようだった。それなら自分が前に出てペースを抑えてしまおうと思って、これがうまく行った形。レース前は6位以内に入れればと思っていたけれど、チャンピオンシップを考えると貴重な1勝になった」

野左根航汰選手(2位)

「第5コーナーでオーバーランしそうになったりと、レース序盤でペースを掴みきれずに追い上げを強いられてしまったのが優勝に届かなかった要因です。レース序盤は本当に心が折れそうになったけれど、10周過ぎ頃からリズムが戻ってきて追い上げることができた。でも、中須賀選手に対して勝負はできたけれど勝ち抜くことができなかったのが反省点だし今後の課題です。次のオートポリスは得意なサーキットなので挽回します」

吉川和多留監督

「中須賀選手が優勝、野左根選手が2位と、YAMAHA FACTORY RACING TEAMとしては最高の形でシリーズ後半戦のスタートレースを戦い終えることができました。中須賀選手は鈴鹿8耐での負傷後、マシンを走らせることがなかったので心配していしましたが、勝ちたいという強い気持ちがライバルを上回っていたし、これまでの経験値や様々な事柄に対する対応力の高さを発揮しての勝利でした。まだ身体は万全ではないので、今後のレースでもしっかりとチームがサポートしていきます。また、野左根選手は、途中で中須賀選手をパスするなど、前に行くという強い気持ちと動きが噛み合いました。次のステップを踏み出すタイミングがきたので、これからチームとしっかりと話し合い、トップライダーとしての成長を期待したいです。今大会も、YSPやヤマハの応援団から多くの声援をいただきましたが、その声援に応えるべく結果を出せてうれしく思います。今後も、チーム一丸となって戦っていきますので、みな様の応援をよろしくお願いいたします」

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