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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 3月3日 アトランタ

RACE DATA

開催日:2018年3月3日(土)
開催地:ジョージア州アトランタ
会場:メルセデスベンツ・スタジアム

REPORT

450SX:トリプルクラウンのレースでウェブが6位

AMAスーパークロス・シリーズ第9戦がジョージア州アトランタで開催された。トリプルクラウン・フォーマットで行われたこの大会にMonster Energy/Knich/Yamaha Factory Racing Teamから参加したクーパー・ウェブが力走。メインイベント2と3で連続トップ3フィニッシュを飾った。第7戦アーリントン大会のヒートレースで右手を骨折したチームメイトのジャスティン・バーシアは欠場した。

アトランタでのAMAスーパークロス初開催は1977年3月5日。アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアムで行われている。昨年まではジョージア・ドームで行われていたが、今年は2017年8月にオープンした開閉式の屋根を持つ多目的スタジアム、メルセデスベンツ・スタジアムでの開催となった。 スタート直後の1コーナーは左90度ターン。そのすぐ後にも左90度ターンがあり、最初のリズムセクションへと続く。その後もコースはジャンプが非常に多く、ライダーにとっては息つく間もないレイアウトとなっている。

今大会は、ヒートレースを行わず、3つのメインイベントで優勝が争われるトリプルクラウン・フォーマットで行われた。メインイベント1は10分プラス1周、メインイベント2は12分プラス1周、そしてメインイベント3は15分プラス1周のタイムレース形式で争われた。

タイムド・クオリファイング・プラクティスで7番手となったウェブ。メインイベント1ではスタートでやや出遅れ、13番手で1コーナーを通過、オープニングラップを11位で終える。その後、周回ごとにひとつずつ順位を上げて行くが、9番手を走行中の4周目、W・パイク(スズキ)と絡んで転倒。そこに後方からB・ティックル(KTM)が衝突するというアクシデントが発生した。ウェブは再走を果たすが18番手まで後退してしまう。そこから追い上げるも14位でレースを終えるにとどまった。

続くメインイベント2ではウェブが見事なライディングで快走する。スタート良く飛び出して2番手につけると、トップのJ・アンダーソン(ハスクバーナ)を追撃。何度も背後まで迫るが一歩及ばず、15周を走ってわずか0.401秒差で2位となった。メインイベントでの2位はウェブの自己ベストリザルト。

最終メインイベント3ではウェブはスタート直後からJ・アンダーソン(ハスクバーナ)、E・トマック(カワサキ)と争いながら5位を走行。3周目には2位を走行していたB・バゲット(KTM)がコースを仕切るブロックに衝突して転倒。ここでウェブは4位に浮上する。だがその3周後にトマックの先行を許して5位に。それでも7周目には2位につけていたC・クレイグ(ホンダ)のペースが落ち、トマック、さらにウェブがこれをパス。ウェブは再び4位に上がる。トップはM・ムスキャン(KTM)、2位アンダーソン、3位トマック。そしてレース中盤、スタートから8分が経過した9周目にはトマック、次いでウェブがアンダーソンをパス。ここで3位に上がったウェブはそのままポジションをキープしてフィニッシュ。この日2度目のトップ3フィニッシュを飾った。この結果、ウェブは総合結果で6位となった。

レースはJ・アンダーソン(ハスクバーナ)が優勝した。

次戦、AMAスーパークロス・シリーズ第10戦は3月10日土曜日、フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される。

250SX East:ニコルズが6位

併催のAMAスーパークロス250SXクラス東地区第3戦にはYamalube Star Racing Yamahaからはディラン・フェランディスとコルト・ニコルズの2選手が参加。総合結果でニコルズが6位となったが、フェランディスはアクシデントで17位にとどまった。

今大会は250SXクラスもトリプルクラウン・フォーマットを採用してレースが構成された。メインイベント1は8分間プラス1周で争われる。D・フェランディス、C・ニコルズはともにまずまずのスタートを見せてそれぞれ4番手、5番手で1コーナーを通過。フェランディスは先ず2周目にJ・スミス(KTM)をパスして3位に上がる。さらにスタートから4分が経過した4周目にトップを走行していたM・ダバロス(カワサキ)がジャンプの着地に失敗して転倒したため、2位に浮上。フェランディスはトップのZ・オズボーン(ハスクバーナ)を追うが、届かず2秒差の2位でフィニッシュした。 ニコルズはスタート直後こそ僚友フェランディスに続いていたが、3周目にA・フォークナー(カワサキ)、J・マーティン(ホンダ)の先行を許して7位へと後退。それでもダバロスのアクシデントで6位に上がり、さらに終盤にマーティンをコーナーでイン側から鮮やかに抜き返して5位でフィニッシュした。

10分間プラス1周のメインイベント2ではフェランディスが序盤5番手につけていたが、3周目にトリプルジャンプのテイクオフ時にコース脇のブロックに触れてジャンプに失敗。ここでリタイアとなり、以後の走行断念を余儀なくされた。一方、ニコルズはスタート直後の1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれて転倒。再走したものの、トップから23秒遅れの11位でレースを終えた。

12分間プラス1周のメインイベント3ではニコルズが孤軍奮闘する。レース序盤に3位に上がると2位のM・ダバロス(カワサキ)を追撃。その差を徐々に詰め、背後に迫る。そして5周目、ダバロスがリズムセクションでバランスを崩して転倒すると、2位に浮上。ホールショットを奪ってレースをリードするJ・マーティン(ホンダ)の追撃に移る。2秒以上あったギャップをじりじりと詰めて行くニコルズだったが、一歩及ばず、わずか0.434秒差で2位となった。 総合結果ではニコルズが6位、フェランディスが17位となった。

優勝はA・フォークナー(カワサキ)のものとなった。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

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