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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月5日 カタルニア

RACE DATA

■大会名称:第7戦カタルニアGP
■開催日:2016年6月3日(金)フリー走行総合結果
■開催地:カタルニア/スペイン
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度 ■路面温度:49度

REPORT

Movistar Yamaha MotoGP、カタルニアGPのフリープラクティスで好調

Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシは、カタルニアGP初日に臨んだ。J・ロレンソは、前回のムジェロでの好調をキープし総合トップを獲得。V・ロッシも終始、ハイペースをキープして総合6番手につけ、好調をアピールした。

ロレンソは地元ファンの前で、第1セッションの走行開始早々にトップに立ち、セッション終了5分前までそのポジションをキープ。1分42秒143のベストタイムで2位を獲得した。トップとの差はわずかに0.078秒。

午後からの第2セッションでは、路面温度が49度まで上昇してコンディションが変化したが、ロレンソはその影響を受けることなく、わずか3ラップで1分42秒281を記録し、再びトップに浮上。2番手に0.242秒差をつけ、1分41秒712へ更新し、トップに立った。

ロッシも第1セッションでは着実にペースを上げ、2番手についた。その後はタイヤの耐久性向上を目指してセッティング作業に集中。1分42秒536のベストタイムでトップとの差はコンマ5秒以下。

第2セッションではさらにペースアップ。3ラップ目で1分42秒365に更新。2番手につけ、そのままセッション終盤までポジションをキープした。第1セッション同様、セッティング向上と、様々なタイヤ・オプションを試すことに集中して取り組んだ結果、セッション終盤で他のライダーたちがタイムアタックを始めるなかで少しずつポジションダウン。1分42秒296のベストタイムでトップとの差は0.584秒の6番手となった。

エスパルガロがホームGP初日を好スタート

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは、ホームGPとなるカタルニアフリープラクティス初日にハイペースを披露し、好調を印象づけた。

第1セッションの開始早々から力強い走りを見せ、好調をキープして4番手を獲得。しかし路面温度が上昇した第2セッションは、マシン・セッティングに集中し、4位にわずか0.516秒差の総合13番手となった。明日はさらにペースを上げ、午後からの予選に備える。

B・スミスは、前回のムジェロでの好調を再現するため入念なセッティング作業を実施。第1セッションで出場ライダー中最多の20ラップを走破し、3番手に1秒以内まで近づいた。第2セッションもマシンのセットアップ・ワークと様々なタイヤ・コンパウンドのテストを継続もしながら好調をキープ。総合順位は第1セッションの記録により16番手となった。明日の予選では、今回もまたトップ・サテライトのポジションを目指す。

ヤマハ発動機は、Moto2フリー走行でのルイス・サロム選手の突然の訃報に接し、心からご冥福をお祈りいたします。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
J・ロレンソ選手談(フリー走行総合1番手/1分41秒712)

「ウィークのスタートにとても満足。最初からとても速く走れ、ライバルたちにも大きな差をつけられた。これまでも、ニュータイヤでかなりいいところまで行くことがあったけれど、今日は特別にペースが良かった。午後は気温が上がって、路面グリップがやや下がり、コンディションが厳しくなった。セッティングやタイヤのテストを行いながら依然としてペースは良く、ライバルたちに一定の差をつけることができたのでとても順調だよ」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合6番手/1分42秒296)

「このサーキットは路面のグリップ・レベルが低いので、何周か走るとタイヤ性能が落ちてきてしまう。だからここではいつもタイヤで苦労するんだ。マシン・バランスは非常に大切だけど、5、6周走ったあともハイペースをキープすることがとても重要。今日はそのためのセッティングに集中して取り組んだ。スピードもペースも手ごたえは十分。マシン自体の状態も悪くない。まだ課題はあるものの、今日の時点ですでにフィーリングはとてもいいよ。今回はミシュランが新しいタイヤを投入し、フロント、リアともに3種あるため、明日以降に備えてそれらをテスト。3種の異なるタイヤは、数量はどれも同じなので、しっかりとした計画を立てなければならないからね。初日としては悪くない」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ラップタイム、マシン・セッティング、ペースについては、とても良い状態。ホルヘのファステストラップも、バレンティーノのハイペースも素晴らしいものだ。しかしながら、タイヤのパフォーマンスについては、フロント・リアともにまったく予期していないことだった。すべての選択肢をテストしたが、未だにどれがベストなのか探りあぐねている。ふたりのライダー、それぞれのチームからできるだけ多くの情報を集め、データを深く解析して明日のプラクティスに備えたい。とくにタイヤの耐久性向上と、リア・グリップの向上を追求する」

Monster Yamaha Tech 3
P・エスパルガロ選手談(フリー走行総合13番手/1分42秒709)

「総合的に見て非常に順調なスタート。午前中の4番手獲得は、ここまでの方向性が正しかったことを証明してくれたと思う。残念なことに、第2セッション終盤の走行では、フロント・タイヤにかなり違和感があった。その結果、思っていたほどラップタイムを短縮することができなかった。同じコンパウンドを前にも使ったことがあり、そのときは問題なく走ってくれたので、たぶん今日だけの問題なのだと思う。もしもこのような問題が起きるとするなら、ウイークの終盤よりも初日のほうがいいに決まっているからね。グリップ・レベルは決して高くはないけれど、それは誰もが同じ条件。マシン自体のフィーリングはとてもいいんだ。今は、僕らにとって最も重要になる明日の午前中のセッション。ホームGPのグリッドで好位置を獲得するために、何としてもQP2に進みたい」

B・スミス選手談(フリー走行総合18番手/1分43秒470)

「今日はみんなが戸惑っていたと思う。フロント、リアともに3タイプのコンパウンドが用意されたので、できるだけ多くをテストしたかったが、そのなかのいくつかは今日のコンディションには柔らか過ぎた。現時点の判断では、明日も明後日も、硬めのコンパウンドを選択するしかないようだ。すべてのオプションを少しずつ試していたので、そのたびにフィーリングやフィードバックが変わって多くの時間を費やしてしまった。だからシャシーのセッティングがまだ見つかっていないんだ。それでも気持ちよく乗れているが、明日のためにフロントの精度アップが必要だと思う。このコースは高速コーナーがたくさんあるので、ちょっとした変更が大きな違いになって現れる。コーナースピードも上げていかなければならないと思っているけれど、総合的には、マシン・バランスもリア・グリップも悪くないよ。明日はメイン、スペア両方のマシンでそれぞれふたつのオプションをテストする予定。今晩もさらにデータ分析を続け、明日はラップタイムを短縮してトップ10に入りたい」

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