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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月24日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦スペインGP
■開催日:2016年4月22日(金)フリー走行総合結果
■開催地:スペイン/へレス(4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:34度

REPORT

ヨーロッパラウンドに突入!
晴天のスペインで、ロレンソがフリープラクティス初日をトップで終了

2016MotoGPシーズンのヨーロッパラウンドが、スペインのヘレスでスタート。初日は、2回のフリープラクティスが行われ、Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソが両セッションでトップ、V・ロッシは総合5番手を獲得した。

フリープラクティス1、ふたりのライダーは、リアのグリップ不足などに苦しみながらも、素早くリズムをつかんでペースアップ。地元ファンの声援を受けて走るロレンソは序盤で4番手とすると、その後もタイトでツイスティーなレイアウトの中を、俊敏なマシン、スムースなライディングで速さを披露。第1セッションの終盤で1分40秒270を記録し、2番手に0.257秒差をつけてトップを獲得した。午後からのフリープラクティス2でも同様の活躍。様々なセッティングを試しながらも2番手につけ、セッションのほとんどでこのポジションをキープした。そして終盤で1分39秒555に上げ、2番手に0.345秒の差のトップに浮上に立った。

チームメイトのロッシも好調な滑り出し。フリープラクティス1の開始早々にトップに立ち、その後もハイペースをキープ。残り20で、1分40秒676を記録して再びトップに浮上した。その後はタイムを更新できずにセッション終盤で3番手に後退。トップとの差は0.406秒。

フリープラクティス2は、セッティング作業を続けながら、ほとんどの時間帯でトップ3をキープ。しかし終盤になって全体のペースが上がってくると徐々に後退。最終的にはトップのロレンソから0.727秒差、1分40秒282のベストラップで5番手となった。この結果、ロレンソが総合トップ、ロッシは総合5番手で初日を終えた。

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは、フリープラクティス1で合計19ラップを走行して12番手。フリープラクティス2はポジションアップを目指したが、14番手に終わった。明日はペースを上げ、予選で好位置を獲得すべく、集中を高めている。

チームメイトのB・スミスは、エスパルガロから0.120秒差の16番手となった。フリープラクティス1が始まると同時に全力で走行を開始し、日曜日の決勝に照準を合わせてセッティングを行った。午後のフリープラクティス2でもセッティングを続けながら、終盤で自己ベストを更新。明日はさらなるステップアップを目標に、予選に臨む。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
J・ロレンソ選手談(フリー走行総合トップ/1分39秒555)

「まずは順調なスタートとなった。前の2回のレースと比較すれば、今日はいくつか問題が出てフィーリングに違和感があったけれど、電子制御システムなど、すべてを調整し少しずつ問題を解決していった。今はセッティングもとても良くなり、ここからさらに細かいところを詰めていく段階まで来ることができた。午前も午後もトップを獲得できたので、ウイークの初日としては最高の出来だ!」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合5番手/1分40秒282)

「ヨーロッパに戻ってくることができてとてもうれしいよ! ここはコースがすばらしく、雰囲気も特別なんだ! ヘレスはいつも最高で、天気に恵まれ、路面コンディションが悪くなければとくにいい。だから今日は最初のセッションからとても順調だったよ。ベースのセッティングができていたから初めからマシンのフィーリングが良く、午後のセッションでも速さをキープできた。初日はいつも5番手あたりだから、今日もこれで十分なんだ。コースのなかのいくつかのパートでは、フロントのフィーリングをもう少し改善したいところがある。明日以降もトライを続けていくよ」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「非常に順調なスタートになった。午前中のセッションではリアのグリップ不足とウイリーに悩まされたが、今日一日で様々なセッティングを試し問題点を着実に改善できた。タイヤについてもほとんどすべてのオプションをテストし、それぞれで多くの周回数をこなした。ホルヘは午後セッションの最後にラップタイムの更新を狙い、前後に新品タイヤを履いて1分39秒555の好タイムを記録。バレンティーノはセッティングに集中し、セッションを通じてひとつのタイヤを使用し最後までハイペースをキープした。我々はいつものように、作業に取り組むだけ。明日は、いくつかの部分をさらに向上させたい」

Monster Yamaha Tech 3
P・エスパルガロ選手談(フリー走行総合14番手/1分41秒167)

「正直なところ、絶好調と言えず、目指していたところに届かなかった。今日は、一日を通して同じタイヤを使用。ニュータイヤを明日にとっておくためだったんだけれど、そうだとしても、このような順位で終わるのはやっぱりうれしくない。だから明日も全力でペースアップを目指すよ。今の時点では難しいチャレンジに見えるかもしれないけれど、QP2へ直接、進みたい。グリップがかなり低く、トラクション不足に悩まされているので、明日までにこれらの問題を解決しなければならない。ファクトリーのデータをチェックしてみたとしても、彼らはまったく別のセッティングを使っていて、僕らのマシンには合わないものなので比較できない。いずれにしても、まずは明日の予選に全力を尽くす。決勝でチャンスをつかむには、予選で良いグリッドを確保することが必須なんだ」

B・スミス選手談(フリー走行総合16番手/1分41秒287)

「今日の収穫は、COTA(Circuit Of The Americas)からさらに進化を続けたこと。テキサスで行ったことのすべてが、ここでもうまく機能してくれている。セッティングについても僕らはさらに学び、前回に比べてまた一歩、ステップアップできていると思う。だからチームも僕も、この方向性をキープしていくことにしたよ。フリープラクティス2には、かなり良いペースで走れるようになったが、コース全体でもう少し速く走れるようにしていきたい。明日以降も仕事に集中し、ヤマハのデータの分析も行いたい。なぜならホルヘの1分39秒555というタイムは注目すべきものだから。僕自身も、どこまでタイムを縮めることができるか、とても楽しみなんだ。マシンのフィーリングにはほぼ満足しているけれど、QP2へ進むためにはタイムもポジションも上げ、最大限のプッシュが必要だ」

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