ヤマハ発動機株式会社

ロードレース世界選手権 MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 07/02 イギリス

初日は#46 V・ロッシ(YZR-M1)が7位、#5 C・エドワーズ(YZR-M1)が6位


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RACE DATA

■大会名称:MotoGP第9戦イギリスGP
■開催日:2006年6月30日(金)フリー走行2
■開催地:イギリス/ドニントンパーク(4.023km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:44度

REPORT

ロッシ、フリー走行は7番手

キャメル・ヤマハ・チームのV・ロッシはこの5日間、右手首と左足のけがを集中的に治療しフリープラクティスに参加した。手首には頑丈なテーピングが施された状態ながら午前と午後の2セッションで合計43ラップを走行。何度もトップタイムを記録する好調ぶりを見せて最終的には7位で終えた。

ロッシがけがと格闘するなか、チームメイトのC・エドワーズはYZR-M1のセットアップに集中。前回アッセンの最終コーナーでの悪夢の記憶がまだ残っているが、今日の走りは、それを払拭して新たなページをめくるに相応しいものだった。午前中のセッションで4位、午後には6位に後退したが、53ラップを走り多くの貴重なデータを収集。これを分析して明日の予選に臨むこととなる。

テック3・ヤマハ・チームのC・チェカは着実にタイムを上げていて、C・バーミューレン(スズキ)、R・ド・ピュニエ(カワサキ)、A・ホフマン(ドゥカティ)らを抑えて11位。チームメイトのJ・エリソンも、ダンロップタイヤのテストを行いながら16位でフリープラクティスを終えた。

RESULT

順位ライダーチームマシンタイム
1D・ペドロサRepsol Honda TeamHonda1'28.970
2J・ホプキンスRizla Suzuki MotoGPSuzuki1'29.025
3C・ストーナーHonda LCRHonda1'29.064
4M・メランドリFortuna HondaHonda1'29.196
5中野 真矢Kawasaki Racing TeamKawasaki1'29.275
6C・エドワーズCamel Yamaha TeamYamaha1'29.379
7V・ロッシCamel Yamaha TeamYamaha1'29.416
8K・ロバーツTeam RobertsKR211V1'29.544
9N・ヘイデンRepsol Honda TeamHonda1'29.557
10玉田 誠Konica Minolta HondaHonda1'29.806
11C・チェカTech 3 Yamaha TeamYamaha1'29.842
12C・バーミューレンRizla Suzuki MotoGPSuzuki1'29.941
13R・ド・ピュニエKawasaki Racing TeamKawasaki1'30.342
14A・ホフマンDucati Marlboro TeamDucati1'30.387
15M・ファブリッチオFortuna HondaHonda1'30.762
16J・エリソンTech 3 Yamaha TeamYamaha1'31.306
17I・シルバPramac d’Antin MotoGPDucati1'32.524
18J・ルイス・カルドソPramac d’Antin MotoGPDucati1'32.576

COMMENT

C・エドワーズ選手談(フリー走行6番手/1分29秒379/53周)

「正直に言えば、自分で思っていたほどはペースが上がらなかった。でもセッティングの面でまだやりきれていない部分があるので、明日、それがうまくできればもう少し良くなるはずだ。今日は問題がいくつかあって、第2セッションの終盤でもそれが出てきてしまった。コーナー進入のフィーリングが今ひとつだったことと、コースのある部分でいくらか振動があったことが気になっているのだが、どちらも致命的な問題にはなっていない。またタイヤのテストのほうもすべてやり終えることができなかったので、明日の午前中で答を出して午後のタイムアタックに臨みたい」

V・ロッシ選手談(フリー走行7番手/1分29秒416/43周)

「またこうして走ることができて本当にうれしい。今はライディングを楽しんでいるよ。アッセンのことは僕にとってとてもきつい出来事だったけれど、ドクターが懸命に頑張ってくれて、まだ100%とは言えないけれどもかなり良くなってきたんだ。とくにブレーキングでは痛みがあるが、動きが良くなってきたので安心している。このコースにはハードブレーキングの場所が3箇所あって、正直なところ、決勝でどんなことになるのか自分でもわからない。今日の午後のセッション終盤は力が出なくなってしまったので、このことも問題になりそうだ。またラップタイムに関して言えば、もう少し上げていかなければならないエリアがあって、これはセッティングを調整することでなんとかなると思う。今晩また治療を受け、手首を氷で冷やして、明日の予選に臨む」

D・ブリビオ、キャメル・ヤマハ・チーム監督談

「二人ともマシンのセッティング作業を行った。大きなハプニングもなく、心配するような出来事もなく、いつものようにデータ収集を行うプラクティス1日目を過ごすことができて良かったと思う。バレンティーノが最悪の状態でなく、ひどい痛みを感じることなく走れたことはうれしいこと。彼自身も難しい状況のなかで最善を尽くす努力をしてくれて、タイムもとても良かった。もちろんもっともっと上げていかなければならないが、今はまだ細かい調整の段階で、やるべきこともたくさん残っている。一つ心配なのはバレンティーノが決勝距離を最後まで走りきれるかどうかということ。これは日曜日になってみなければわからない。我々としてはとにかくマシンをしっかりとセットアップすること。そしてライダーのセッティングについてはクリニカ・モービルに任せるしかない!」

C・チェカ選手談(フリー走行11番手/1分29秒842/48周)

「このコースは前半と後半がまったく違うタイプなので、とても難しいんだ。そして我々の今の問題は、主にコースの終盤だ。またリアタイヤをいくつか試し、おかげで最終的にはかなりペースが良くなってきたと思う。初めはアッセンで使用したのと同じようなスタンダードなセッティングでスタートしたが、どうやらこのコースには合わないらしいので、これから少しずつ変更を加え、違うものも試していくつもり。フロントの荷重が少しずつ良くはなっているがまだ不十分。ステアリングの素早さがまだ足りないと思うので、この部分を向上させたい。明日の課題はいくつかあって、これをうまくこなせば状況はさらに良くなるだろう。またもう一つの問題は、数種類のタイヤのテストをしなければならないこと。タイヤをテストするにはマシンのセッティングを一定にしておかなければならないからね」

J・エリソン選手談(フリー走行16番手/1分31秒306/49周)

「マシンのフィーリングを上げるために、フレームについてさらに変更を行った。今日はそのことにすべての時間を費やした。そのことでまた作業が増え、バルセロナやアッセンで得たものと比較する中で、また新たな方向性が見えてきた。先週は転倒してしまったが、その後はとくに問題はなくて体調はいい。足首がいくらか痛むことがあるけれど、走っている間は感じない。痛くなるのはマシンを降りて休んでいるときと、けがのことを考え出したときだけだ。我々は今日もまた多くを学んだ。目標にしていた1分30秒台は達成できなかったが、他の部分で得たものも多かったので失望はしていない。午前中のタイムを1秒も縮めたのだから、今晩また調整を行って明日はもっとタイムを上げていきたい。そして前回のようにグリッドの前のほうに並びたい」

H・ポンシャラル、テック3・ヤマハ・チーム監督談

「テック3・ヤマハ・チームにとって、今回はいろいろな意味でとても特別なウイークだ。まず3連戦の最終回で皆がとても疲れているということ。それからここはジェームスの母国であり、またタイヤ供給メーカーで大切なパートナーであるダンロップにとってもホームGPであること。火曜日にはカルロス、ジェームスを含めたチーム全員でバーミンガムにあるダンロップの施設を訪ね、その工場の素晴らしさや、MotoGPタイヤ開発のスピードに圧倒された。彼らの仕事の厳しさを目の当たりにすることができたのは我々にとって非常に良かったと思う。また今回はダンロップの日本人スタッフが何人か来てくれているので、これも助けになるだろう。開幕以来初めてのことで、ダンロップがこのMotoGPプロジェクトに注いできた努力をまた確認できた。

今日のプラクティスでは、カルロスがトップから0.8秒以内に入り、また両ライダーとも午前中のタイムを1秒縮めているので好調と言えるだろう。コースの終盤4分の1のところで遅れているので、この原因を突き止めなければならない。残りの4分の3は、トップからコンマ3秒遅れているだけなのだから。とは言え、ここまでのところは非常に満足していて、周回数もかなりたくさんこなすことができた。週末は天気も良さそうなので、今までの何戦かとは違って残りの時間も有効に使えそうだ。ジェームスはマシンに関していくらか悩んでいるようだったが、その後彼と話をして理由がわかったので、明日はもっとタイムが上がるだろう。ホームGPでの活躍を心から期待している」


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