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全日本トライアル選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.04 7月3日 九州

RACE DATA

■開催日:2016年7月3日
■開催地:熊本県矢谷渓谷特設会場
■観客:1,100人
■気温:31度
■天候:曇り時々晴れのち雨
■競技:8セクション×3ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間40分(8セクション×3ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)/13

REPORT

黒山健一が3位表彰台

全日本トライアル選手権シリーズ(全7戦)の第3戦九州大会は5月開催予定だったが開催地の熊本が地震災害に見舞われたため延期され、先に第4戦中国大会が行われていた。結果、今季4戦目として開催された第3戦九州大会。YAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦する黒山健一(ゼッケン2)は第2戦まで連続2位となっていたが、前大会で待望の今季初優勝を獲得、今回は連勝をめざして大会に臨んだ。

昨年と同じ会場である矢谷渓谷は風光明媚なキャンプ場の土の急斜面や岩場などに8セクションが用意され、まずは4時間40分の持ち時間で3ラップした。その後、最高峰の国際A級スーパークラスはより難易度が高く観客が見やすい場所に設定された2つのスペシャル・セクション(SS)に挑んだ。大会当日は曇り時々晴れだったが、朝方の雨で路面がぬかるんでいた。また、SSの後半から雨が降り出した。気温30度を超える蒸し暑さの中で、時折涼風が吹いていた。

黒山は1ラップ目に減点5となる失敗が2つあり、減点17でまさかの4位と出遅れてしまう。とはいえ、1位(減点10)とは7点差、2位や3位(ともに減点15)とは僅か2点差であり、まだまだ逆転できる位置につけていた。実際、2ラップ目に追い上げた黒山は2ラップ終了時点で3位に進出、1位の野崎史高(ゼッケン3)と5点差、2位の小川友幸(ゼッケン1)と2点差に迫った。ところが、3ラップ目の黒山は第1セクションでの減点5などがひびいて3位にとどまっていた。

最後のSS・2セクションを残して、黒山は減点40。1位の野崎は減点33、2位の小川は減点34で、その差は6~7点。逆転の可能性はまだ残されており勝負をかけた黒山だったが、SS1つ目のセクションで残念ながら減点5になった時点で、黒山の3位が決まった。一方、SSで小川が野崎を逆転、1位小川、2位野崎、3位黒山の順となった。この結果、タイトル争いにおいて小川と黒山のポイント差は8ポイントに広がり、次の第5戦北海道大会は黒山にとっていよいよ負けられない大会となった。

次回第5戦・北海道大会は7月17日、和寒町のわっさむサーキットで行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

黒山健一選手談(3位)

「今日はなるようにしかならなかったですね。仕方ない、残念です。自分のペースで走れた時もありますし、それが全然できなかった時もあるので。非常に不安定な感じでした。セクションは難しいものが多かったですが、もちろんクリーンを狙っていきました。もう少しクリーンできる予定だったので非常に残念です。でもまだ終わっていないですし、今年は不安定なままずっと走っているので。2週間後の北海道大会はちゃんと走れるようにして挑みたいと思います」

木村治男監督談

「もちろん勝つつもりで挑んだ今回ですが、ちょっと結果につながらなくて。非常に残念というか悔しいですけれども。なおさらシーズンを見て、これからもやるべきことをやって。ランキングのことを考えて色々とやっていきたいと思います。そんなにガッカリしている暇はなくて、前を向いていきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」

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