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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.03 5月12日 九州大会

RACE DATA

■開催日:2013年5月12日
■開催地:小田浦和田山タナカ森林農場(熊本県)
■観客:1,200人 ■気温:28度 ■天候:晴れ
■競技:8セクション×3ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(8セクション×3ラップ)
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)22

REPORT

黒山健一、2位&最多クリーン
野崎史高は3位表彰台

第3戦九州大会は2年ぶりの会場である熊本県のタナカ森林農場で行われた。第1戦関東大会が中止されたため、今回は第2戦に続いての今季2戦目になり、開幕戦で圧勝した黒山健一が一昨年からの9連勝記録をさらに伸ばすか? 一方、第2戦の後に行われた世界選手権・日本GPで2日目に全日本勢の中で最高位となる8位を獲得した野崎史高の活躍が注目された。

初夏を思わせる暑さの下、国際A級スーパークラスの競技はまず4時間30分の持ち時間で8セクションを3ラップ。その後、インターバルをはさんで観客が見やすい場所に用意された2つのスペシャルセクション(SS)に挑んだ。

1ラップ目は黒山が唯一人、6セクションまでを全てクリーン。ミスが許されない神経戦で完璧な走りを続けた。だが、難易度が高いヒルクライムが用意された第7セクションで黒山は失敗、減点5となってしまう。とはいえ1ラップ目は減点5の黒山がトップに立ち、減点7の小川友幸(ホンダ)、減点8の野崎が追う展開となった。

2ラップ目は勝負どころの第7セクションで黒山と野崎が失敗。ここを減点3で抜けた小川がトータル減点10で同・11の黒山を逆転。さらに減点13で野崎が続いた。そして3ラップ目、問題の第7セクションで黒山はクリーンかと思われたが、出口目前でコースアウト、減点5となってしまった。ここを小川と野崎は減点3で通過。3ラップを終えて減点13の小川がトップだが、ともに減点16で2番手に並んだ黒山と野崎にも逆転優勝の望みは残されていた。

SS一つ目のセクションは小川、黒山ともにクリーン。二つ目の最終セクションで小川が減点1となったところを黒山は見事クリーンする意地を見せたが、2点差でおよばず。小川が1位、黒山は2位。野崎は連続減点5となるも3位を確保した。最後まで手に汗握る大接戦に観客も満足そうだった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン 減点/クリーン
1 小川友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点14/クリーン20
2 黒山健一 team黒山レーシング・ヤマハ Yamaha 減点16/クリーン22
3 野崎史高 YSP京葉レーシング Yamaha 減点26/クリーン20
4 小川毅士 WISE BETA RACING Beta 減点30/クリーン16
5 田中善弘 EAM BETA RACING Beta 減点34/クリーン18
6 柴田暁 HRCクラブMITANI Honda 減点49/クリーン11

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 小川友幸 Honda 37
2 黒山健一 Yamaha 37
3 野崎史高 Yamaha 30
4 小川毅士 Beta 24
5 田中善弘 Beta 24
6 柴田暁 Honda 18

COMMENT

黒山健一選手談(2位)

「今日は勝負どころの第7セクションで3回とも外してしまったので、仕方がないですね。ただ、SSの最後まで小川選手と勝負ができたので、それは非常に良かったと思うし、次の試合に向けて非常に良い勉強ができました。3ラップ目の第7セクションは、小川さんに負けていたので、ここで一発クリーンしようと狙って失敗したのが残念でした。SSはそれほど難しくはなく自信があったので、しっかり走ればクリーンできると思っていました。小川選手に負けて連勝記録が途切れたのは悔しいですけれど、気持ち良く負けたのは嬉しいです。次の北海道大会までまだ時間がありますので、ケガをしないようにしっかり練習してまた勝てるように頑張ります」

野崎史高選手談(3位)

「日本GPからの良い流れで、今回も次につながる勝負ができたのは良かったです。SSが始まる前まではトップの小川選手と3点差、黒山選手と同点だったので、(逆転優勝の)チャンスはあったと思いますし。次は最後まで優勝争いができるように、1位をめざして頑張りたいと思います」

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