本文へ進みます
サイト内検索

全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.06 8月20日 もてぎ

RACE DATA

■大会名称:MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦 TWIN RING MOTEGI 2&4 RACE
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2017年8月20日(日)
■会場:ツインリンクもてぎ(4.801km)
■観客数:18,000人
■周回数:23周 ■天候:曇り ■コース:ドライ
■PP:野左根 航汰(1分48秒794/ヤマハ)
■FL:野左根 航汰(1分48秒945)

REPORT

野左根選手がJSB1000クラスで初ポールポジション獲得!!
レースでは前回に続いて、もてぎ戦2連勝達成!!

JSB1000クラスは今年2回目のツインリンクもてぎ戦を迎え、8月19日(土)の予選では、前回のもてぎ戦でクラス初優勝した「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の野左根航汰選手が初ポールポジションを獲得。エース・中須賀克行選手は0.165秒差の予選2番手となった。そして決勝レースでは、中須賀選手と野左根選手の2人が後続を引き離してトップバトルを展開。しかし21周目にトップの中須賀選手が転倒し、野左根選手がツインリンクもてぎ2連勝となった。

ドライコンディションの下、23周のレースがスタートし、真っ先に第1コーナーに飛び込んだのは津田拓也選手(スズキ)で、中須賀選手、野左根選手が続く。そして第2コーナーで早くも中須賀選手がトップに立ち、野左根選手も2番手に浮上する。続く第3コーナーでは野左根選手が中須賀選手をパスしてトップに浮上するが、V字コーナーでは中須賀選手が野左根選手をかわしてトップに返り咲く。

2周目のV字コーナーでは7番手を走行していた「YAMALUBE RACING TEAM」の藤田拓哉選手が転倒。すぐに再スタートするが順位を下げてしまう。一方、中須賀選手と野左根選手のトップ争いは激しく、2周目はタイム差なしの同着で、4周目には中須賀選手に引っ張られる形で野左根選手がファステストラップを記録するなど後続を引き離していく。その後、7周目と10周目にも2人は同着となり、14周目のV字コーナー、ヘアピンカーブ、90度コーナーの進入では野左根選手が中須賀選手をかわし、立ち上がりでは中須賀がトップを奪い返すという激しさとなった。

19周目、トップの中須賀選手に引っ張られて野左根選手が自身のファステストラップを更新。しかし、この頃からタイヤが消耗しはじめた野左根選手はコーナーでのスライドが目立つようになり、ジワリと中須賀選手との距離が開きはじめる。だが、21周目のV字コーナーで中須賀選手が転倒すると、その後に野左根選手は独走で今季2勝目をマークした。

なお、再スタート後にピットに戻った中須賀選手はチェッカーをうけることはできなかったが義務周回数をクリアしていたことから23位となり、藤田選手は14位でゴールした。

JSB1000 RESULT Race.1

JSB1000 RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
野左根航汰選手談(優勝)

「ツインリンクもてぎは僕のホームコースですし、ここで連勝できたのはとてもうれしいです。今回もトップ・中須賀さんの転倒による優勝ですが、前回は中須賀さんと勝負することができませんでした。しかし今回は、レース序盤、中盤ではいい勝負ができましたし、前回よりも良い内容でした。中須賀さんの壁はまだまだ厚くて高いですが、このツインリンクもてぎ2連勝をいいイメージにして、今後のレースを戦っていきたいです」

中須賀克行選手談(23位)

「いつもと同じようにブレーキングしたのですが、何のインフォメーションもなく転倒してしまいました。何か煮え切らなくて、もやもやしたものが残る状態です。もっとタイヤのことを理解しなければならないし、自分のライディングをもっと合わせていく必要もあります。ただ、野左根選手はとても高いレベルでレースができるようになってきましたし、今回の優勝は心からおめでとうと言いたいですね。ただ、次のオートポリスでは僕が真っ先にチェッカーを受けられるようにがんばります」

吉川和多留監督談

「鈴鹿8耐を終えて、中須賀選手と野左根選手には、それぞれ気持ちをしっかりと切り替えてレースに臨むように伝えました。そして中須賀選手はいいレース展開でしたし、野左根選手も前回のツインリンクもてぎ戦とは違って、しっかりと中須賀選手についていくことができました。結果として中須賀選手は転倒してしまいましたが、マシンをもっと17インチタイヤでの中須賀選手の乗り方に合わせていく必要があります。ただ、チーム力として順調にポテンシャルを上げていることは間違いありませんし、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの1-2フィニッシュも近づいてきたと思っています。今回も、YAMAHA FACTORY RACING TEAMを応援していただいた多くのファンの皆さま、そして関係者の皆さまに感謝いたします」

YAMALUBE RACING TEAM
藤田拓哉選手談(14位)

「今回は、これまで自分の超えられなかった部分を超えるということを課題にしてレースウイークを迎えました。予選、決勝で転倒してしまいましたが、それも限界から一歩踏み出すことを意識してのもので、チャレンジすることができました。もちろん転倒は避けなければなりませんが、こうした気持ちを前面に出すことができたことは有意義でした。結果は欲しいけれど、過程も重要で、次のオートポリスではもっともっと自分を追い込んで上を目指して行きます」

難波恭司監督談

「今大会では、藤田選手はもちろん、チームスタッフも含めて、ツインリンクもてぎ攻略のためにどうしたらいいのかを徹底的に話し合い、そして士気を高めて臨みました。藤田選手は予選でも、決勝でも転倒しましたが、これは課題をクリアするための転倒であり、事実、前回のツインリンクもてぎ戦よりもアベレージタイムが上がっていました。YAMALUBE RACING TEAMはレースに挑む姿勢、そしてその時々の課題をクリアしていくことが重要なチームで、その結果として成績につなげられるよう、これからも挑戦を続けていきます。サポートしていただいた関係者のみなさん、そして応援していただいたファンのみなさんに深く感謝します」

ページ
先頭へ