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レース情報

全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.08 11月2日 MFJGP 鈴鹿

RACE DATA

■大会名称:2014全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦 MFJGP
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2014年11月2日(日)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821Km)
■周回数:第1レース13周/第2レース10周
■観客数: 14,000人 ■天候:曇り後雨 ■コース:ドライ&ウエット
■PP(第1レース):中須賀克行(ヤマハ/2分18秒697)
■PP(第2レース):中須賀克行(ヤマハ/2分19秒803)
■FL(第1レース):中須賀克行(ヤマハ/2分08秒365)
■FL(第2レース):加賀山就臣(スズキ/2分17秒211)

REPORT

第1レース優勝、第2レースで2位を獲得
中須賀が国内最高峰クラスで3連覇、前人未踏5回目のチャンピオンを獲得!

中須賀克行が、レース1でポールポジションからスタートして優勝。レース2では同じくポールポジションからスタートして2位となり、平忠彦氏、藤原儀彦氏に続き史上3人目となる国内最高峰クラスでの3連覇を達成。さらに史上初となる最高峰クラスで5回目のチャンピオンを獲得した。

ウエットコンディションとなった予選で、中須賀はQ1、Q2ともにトップタイムをマークすると、第1レース、第2レースともにポールポジションを獲得。今季、全8レース中6回のポールポジションを獲得し、決勝に臨んだ。

ウエットレース宣言が出されたもののドライ用スリックタイヤでの戦いとなった第1レース。中須賀はスタートで珍しくミスをしてしまいポジションを下げるが、オープニングラップを終えるまでにトップ加賀山就臣(スズキ)に次ぐ2番手へと挽回。そして3周目の逆バンクでは高橋巧(ホンダ)に抜かれて中須賀は3番手となるが、この周の西ストレートから130Rで中須賀は一気にトップに浮上する。

この後は、中須賀と高橋の一騎打ちとなるが、ウエットレース宣言のために12周に減算されたレースの11周目、中須賀は2分08秒365のファステストラップを叩き出すと、最終ラップにはバックマーカーを利用して高橋との差を開き今季4勝目をマークした。

このレース1の結果、ポイントリーダーの中須賀は、ランキング2位の高橋に10ポイントの差をつけて第2レースに臨むことになった。しかしこのレースは、事前に雨が降ったことにより路面コンディションが一変。ウエットコンディションとなり、10周で争われることになった。

ホールショットを奪ったのは山口辰也(ホンダ)だったが、オープニングラップでの攻防で高橋がトップに立ち、中須賀は2番手で戻ってくる。そして第1レースと同様に高橋と中須賀が後続を引き離しにかかるが、4周目の2輪シケインで高橋がコースオフ。その後、トラブルにより高橋がマシンを止めると、この瞬間に中須賀の国内最高峰クラスでの3連覇が決定した。

高橋がマシンを止めた後、中須賀はトップを独走するが、そのラップタイムを上回るタイムで加賀山が急接近。そして8周目の130Rで加賀山にトップの座を明け渡すが、その後は無理に追うことはせずにリスク回避の走りに徹して2位に入り、表彰台の上から3連覇の喜びをスタッフやファンと分かち合った。

RESULT Race.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 中須賀 克行 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha 28’07.869
2 高橋 巧 MuSASHi RTハルクプロ Honda +2.784
3 山口 辰也 TOHORacing with MORIWAKI Honda +5.221
4 柳川 明 Team GREEN Kawasaki +7.027
5 渡辺 一樹 Team GREEN Kawasaki +7.933
6 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス Suzuki +11.047
7 加賀山 就臣 Team Kawasaki Suzuki +14.156
8 Josh HOOK F.C.C. TSR Honda Honda +14.305
9 中冨 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ Yamaha +28.789
10 野左根 航汰 NTSチームノリックヤマハ Yamaha +28.844
11 酒井 大作 CONFIA Flex Motorrad39 BMW +32.841
12 今野 由寛 MOTOMAPSUPPLY Suzuki +36.993
13 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING・YAMAHA Yamaha +37.066
14 寺本 幸司 Team Tras 135HP BMW +1'01.364
15 須貝 義行 チームスガイレーシングジャパン Ducati +1'14.052
16 小島 一浩 Honda熊本レーシング Honda +1'14.123
17 吉田 光弘 Honda熊本レーシング Honda +1'14.290
18 清水 郁巳 ホンダドリーム高崎B'WISE R・T Honda +1'15.146
19 久保山 正朗 Honda浜友会浜松エスカルゴ Honda +1'15.614
20 田村 武士 テイクアップOIRF Suzuki +1'36.984

RESULT Race.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA Suzuki 23’13.446
2 中須賀 克行 YAMAHA YSP Racing Team Yamaha +2.739
3 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス Suzuki +5.566
4 山口 辰也 TOHORacing with MORIWAKI HONDA +9.017
5 中冨 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ Yamaha +12.751
6 渡辺 一樹 Team GREEN Kawasaki +12.912
7 柳川 明 Team GREEN Kawasaki +14.883
8 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING・YAMAHA Yamaha +14.949
9 Josh HOOK F.C.C. TSR Honda Honda +17.746
10 今野 由寛 MOTOMAP SUPPLY Suzuki +20.558
11 野左根 航汰 NTSチームノリックヤマハ Yamaha +20.688
12 出口 修 シナジーフォース TRICK STAR Kawasaki +27.052
13 安田 毅史 Honda鈴鹿レーシングチーム Honda +23.313
14 須貝 義行 チームスガイレーシングジャパン Ducati +52.501
15 吉田 光弘 Honda熊本レーシング Honda + +1'07.666
16 田村 武士 テイクアップOIRF Suzuki +1'10.199
17 酒井 大作 CONFIA Flex Motorrad39 BMW +1'10.753
18 北折 淳 Honda緑陽会熊本レーシング Honda +1'32.148
19 中村 知雅 チーム トモマサ Honda +1'38.492
20 樋口 耕太 H.L.O RACING Suzuki +1'44.759

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 中須賀 克行 Yamaha 187
2 高橋 巧 Honda 152
3 津田 拓也 Suzuki 135
4 山口 辰也 Honda 128
5 加賀山 就臣 Suzuki 127
6 柳川 明 Kawasaki 126
8 野左根 航汰 Yamaha 96
9 藤田 拓哉 Yamaha 90
10 中冨 伸一 Yamaha 87

COMMENT

中須賀克行選手談(第1レース:優勝/第2レース:2位)

「第1レースは、高橋選手との接戦が続きましたが、バックマーカーをうまく利用して差を作ることができました。第2レースは、路面コンディションがウエットとなり、結果は2位でしたが、レース序盤を引っ張ることができたので満足しています。高橋選手がストップしたことは、ピットサインでは知らされていなかったので、これはピットから最後まで集中していけという合図と受け止めています。加賀山選手に抜かれてからは、優勝からチャンピオンを獲る方に専念して走りました。国内最高峰クラスでの3連覇は、ヤマハで3人目となりますが、ようやくその記録に並ぶことができたし、5回のチャンピオン獲得は誰もいないので、レジェンドになれたと思っています。本当に一年間、たくさんの応援ありがとうございました」

吉川和多留ディレクター談

「レースウイークで目まぐるしくコンディションが変わりましたが、そうした中できっちりと中須賀選手が3連覇を達成してくれたことは、本当にうれしいし、正直なところホッとしています。今大会は、わずかなミスも許されない状態で、緊張している様子も見受けられましたが、レースでは常に落ち着いていました。ミスが許されないという意味ではチームスタッフも同様でしたが、こちらも完璧な仕事をしました。一年間、応援していただいたYSPをはじめ、我々のレース活動を支えてくれたすべての方々に最高の報告ができることをうれしく思います」 

太田徳次監督談(YSP浜北大橋社長)

「率直にうれしいです。第1レースはぶっちぎりの勝利、第2レースも落ち着いた走りを見せてくれましたが、本当に”すばらしいレース”の一言に尽きます。中須賀選手がこのチームに加入した時は、初々しい印象のライダーでしたが、その中須賀選手が毎年着実に成長し、そして逞しくなり、いつもまにか全日本のトップライダーとして3連覇、そして5回目のチャンピオンを獲得するまでになったこと、本当にうれしく思います。さらに、誇りに感じます。そして、30代になったとはいえまだまだ先のあるライダーです。これからも次のステップを目指し、前進を続けてくれることを期待します。最後に、1年間、いやこれまで長年応援してくれたすべての方にお礼申し上げます。ありがとうございました。今後も応援をよろしくお願いします」

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