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レース情報

全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.03 5月13日 筑波

RACE DATA

■大会名称:2012全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦筑波大会
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2012年5月13日(日)
■会場:筑波サーキット(2.070km)
■観客: 14,200人
■天候:曇り ■コース:ドライ
■周回数:30周 ■出走台数:23台 ■完走台数:18台
■PP:中須賀克行(ヤマハ/55秒916)
■FL:高橋 巧(ホンダ/56秒170)

REPORT

中須賀が今季2勝目!ランキング単独首位に浮上!

シリーズ第3戦となる今大会、YZF-R1を駆るヤマハYSPレーシングチームの中須賀克行が、今季2勝目を上げポイントテーブルで単独トップに立った。

12日(土)の予選で、ただ一人55秒台となる55秒916を記録し今季初のポールポジションを獲得した中須賀。「第1戦、第2戦と比較してYZF-R1も順調に仕上がってきているし、タイヤの特性も生かせるようになってきた」と決勝へ向けて手応えを掴んでいた。

3日(日)の決勝は、前日の強風も止み絶好のコンディション。「スタートダッシュを決めたい」と語っていた中須賀だったが、スタートでは加賀山就臣(スズキ)、高橋巧(ホンダ)の先行を許す。しかし第1コーナー立ち上がりで加賀山がハイサイド気味に大きく振られると、中須賀はこの間に2番手に浮上。そしてトップ高橋の背後に迫ると、二人は一気に後続を引き離しにかかり、3周目を終えた段階で、トップ高橋と2番手の中須賀とのタイム差は0.268秒であるのに対し、中須賀と3番手の加賀山とのタイム差は1.3秒と開いていった。

高橋の背後でパッシングチャンスをうかがう中須賀は、10周目の第1コーナーで仕掛けてトップに浮上。しかし高橋も中須賀をピタリとマークし、タイム差は広がらない。こうして迎えた18周目。高橋は第2ヘアピンで転倒し、再スタートするものの6番手にまで順位を下げてしまった。この高橋の脱落で、中須賀は独走態勢となったが、その後もペースを落とすことなく走りきり、最後は豪快なウイリーを決めて今季2勝目のチェッカーを受けた。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム Yamaha 28'19.943
2 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA Suzuki 28'30.465
3 山口 辰也 TOHORacingwithMORIWAKI Honda 28'33.630
4 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 28'44.886
5 芹沢 太麻樹 エヴァRT初号機トリックスターFRTR Kawasaki 28'55.179
6 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki 28'58.642
7 高橋 巧 MuSASHi RTハルクプロ Honda 29'09.588
8 須貝 義行 チームスガイレーシングジャパン Ducati 29'16.054
9 片平 亮輔 8810RwithMCR Honda 29'16.267
10 東村 伊佐三 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 28'23.394 (-1Lap)
11 久保山 正朗 Honda浜友会浜松エスカルゴ Honda 28'38.065(-1Lap)
12 須磨 貞仁 CONFIA HMF Suzuki 28'38.731(-1Lap)
13 中村 知雅 チーム トモマサ Honda 28'38.937(-1Lap)
14 戸田 隆 ファーストスター>RIBE Honda 28'41.532(-1Lap)
15 大貫 貴彦 ロケットケロタン+ネオラグーナ Honda 29'11.719(-1Lap)
16 吉田 光弘 Honda緑陽会熊本レーシング Honda 29'13.152 (-1Lap)
17 菊地 敦 TEAM・WILD☆HEART Honda 28'57.164(-4Lap)
18 鍋城 正八 レーシングチームハニービー Honda 28'54.059(-7Lap)

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 中須賀 克行 Yamaha 72
2 高橋 巧 Honda 61
3 加賀山 就臣 Suzuki 60
4 柳川 明 kawasaki 56
5 山口 辰也 Honda 52
6 須貝 義行 Ducati 36

COMMENT

中須賀克行選手談(優勝)

「スタートは、失敗したわけではなく、加賀山選手や高橋選手が、今回は僕よりも上手かったということです。レースは、56秒前半で走れる自信があったので、とにかく早い段階で前に出たかった。このタイムで先頭を走ることができれば、相手が誰であろうと、そう簡単に抜かされることはないですからね。だから10周目にトップに立ってからは、自分の走りに徹していました。これまで、1シーズン2勝が最多でしたが、今年はシーズン前半で2勝を挙げることができたので、優勝回数を伸ばしていきたいです」

長野靖浩テクニカルディレクター談

「フロント周りに課題が残っていますが、今回は課題に取り組むことももちろんですが、長所を引き出していく形でセットアップを進めました。事前テストを含め、スタッフ一人ひとりが、自分のやるべき仕事をきっちりこなし、中須賀選手もポールポジション、そして優勝と、我々の期待に応えてくれる結果を残してくれました。今大会はシリーズ前半戦の最後のレースですが、後半戦に向けて、とても士気の高まる内容となりました。今回、応援に来ていただいたYSP富士吉田のみなさんをはじめ、全国のYSPのみなさん、そしてサポートしていただいた多くの方に感謝しています」

小沢昌路監督談(YSP富士吉田)

「予選、決勝と2日レースを見ましたが、当然のことですが、改めてみなさんのプロ意識の高さに感動しました。予選では、中須賀選手がポールポジションをとり、レースでもキッチリと30周を走りきって優勝。本当に素晴らしい2日間を体験させていただきました。中須賀選手はとても好青年で、レースに対してもしっかりと向き合っていて、一つひとつの事柄を細かく積み上げていく性格であることを知りました。今回の優勝は、中須賀選手にとっても、チームにとっても価値ある優勝と思います。シリーズは、今大会で前半戦を終了しましたが、後半戦での活躍、そしてチャンピオン獲得を期待しています」

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