ヤマハ発動機株式会社

全日本モトクロス選手権 IA1

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA1に関する情報をお届けします。

Rd.02 04/18 関東

YZ450F&成田亮のコンビが、今季2度目の完全勝利!


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RACE DATA

■大会名称:2010全日本モトクロス選手権第2戦関東大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2010年4月18日(日)
■会場:埼玉県・ウエストポイントオフロードヴィレッジ
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ ■観客:16,200人

REPORT

YZ450F&成田が開幕4連勝
併催クラスでもヤマハライダーが大活躍!

YSP・レーシング・チーム・ウィズ・N.R.T.の成田亮と新型YZ450Fの新コンビが、開幕戦に続き完全勝利を達成。これで4ヒート連続優勝となり、国内最高峰クラスIA14連覇に向け最高のスタートダッシュを決めた。また併催クラスでもヤマハライダーが活躍。IA2では新設計のバイラテラルビームフレームを採用するなどの進化を遂げた2010年型YZ250Fを駆る小島太久摩が、第2ヒートで今季初勝利を飾るとともに、総合優勝も獲得。さらにレディスの安原さや、IBオープンの安原志も優勝。IA1をはじめ、ヤマハが4クラスで優勝を獲得した。

17日の土曜日、強い寒気の影響で北関東を中心に積雪を観測。会場となったウエストポイント・オフロードヴィレッジ(川越市)も午前7時の段階でコースにうっすらと雪が積もっていた。この影響で18日の午前中もマディーコンディションとなり、IA1の予選がキャンセルされ走行機会が公式練習のみとなった。その公式練習で成田は転倒し、臀部を強打して担架で運ばれるハプニングに見舞われる。一時は決勝キャンセルも考えられたが、骨などに異常がなかったため本人の希望により出場を決めたが、開幕からの連勝に黄色信号が灯ることとなった。

決勝第1ヒート、成田は好スタートを切ると、1周目を熱田孝高(S)、田中教世(K)、増田一将(H)に続く4番手とする。そのなかで熱田が序盤からトップをキープ。一方の成田はけがの影響を感じさせない走りで4周目に増田、5周目に田中をかわし2番手に浮上する。
この時点でトップの熱田と成田の差は約5秒程度あったが、ここから2人の差は徐々に広がりおよそ10秒まで拡大。これで勝負あったかに見えたが11周目、熱田が転倒。これで成田がトップに立つと、熱田の再スタートまでに築いたアドバンテージを生かしてトップを守り、開幕戦と合わせて3ヒート連続優勝を飾った。2位は熱田、3位は田中。

第2ヒートは、午前中からの強い日ざしとコース整備により、ほぼドライコンディションでのレースとなった。スタートは増田がホールショット。成田はこれに並ぶように続き、めまぐるしく順位が変わる混戦を制して1周目をトップで通過する。しかし成田の背後には、田中、増田、熱田という強力なライバルがピタリとつけ、4人が約3秒差にひしめく接近戦となる。そのなか4周目に田中がトップに浮上。2番手成田との差を約4秒まで広げるが11周目、田中がミスをおかし一気に差が詰まると、これを生かして成田がトップに浮上する。
その後、成田、田中、熱田の3人がほぼ同タイムを刻みながら周回を重ねるが、15周目に田中がアクシデントで後退し、優勝争いは成田、熱田による一騎打ちへ。詰めかけた16,000人を越えるファンの目が2人の戦いに注がれるなか、熱田が成田のペースを上回り急接近するとそのまま先行。しかしその直後に成田が逆転し、残りの周回もしのぎきり、開幕4連勝、2戦連続での総合優勝を獲得した。2位と3位は第1ヒートと同様に熱田、田中となった。

併催されたIA2では、開幕戦の第1ヒートの転倒でろっ骨を骨折するケガを負っていた小島が活躍。第1ヒートでは5位となるが、第2ヒートは好スタートから2番手とすると1周目にトップに立ってレースをリード。その後2度ほどトップをゆずるが、その度に逆転劇を演じ、新型YZ250Fとともに今季初優勝、総合成績でも優勝を獲得した。
またレディスでは安原がホールショットから先行。序盤で益春菜(H)に先行を許すが、9周目に益の転倒で逆転すると、そのまま独走で今季初優勝を飾った。
IBオープンでは安原の弟で今シーズン国際B級に昇格した16歳のルーキー安原志が優勝。これによりヤマハはIA1、IA2、レディス、IBオープンの4クラスで優勝を飾った。

次回の全日本選手権・第3戦中国大会は、広島県の世羅グリーンパーク弘楽園にて5月15・16日(IA1は16日のみ)に開催される。

RESULT Race.1

順位ライダーチームマシンタイム
1成田 亮YSP・レーシング・チーム・ウィズ・N.R.TYamaha32'20.072 (19Laps)
2熱田 孝高Team SUZUKISuzuki32'24.743
3田中 教世 グリーンクラブTEAMTAKASE Kawasaki 32'29.652
4新井 宏彰 K.R.T Kawasaki 32'32.451
5福留 善秀DreamHondaRT Fukudome Honda 32'53.947
6増田 一将DREAM Honda RT Masuda Honda 32'58.805
7平田 優DreamHondaRT HIRATA Honda33'15.275
8小島 庸平Team SUZUKI Suzuki33'29.428
9溝口 哲也OrangeClubうず潮レーシング福山KTM32'26.468(-1Lap)
10鈴木 友也バイクショップ鈴木Honda32'40.552(-1Lap)
11小川 裕紀KONG STYLE Kawasaki 32'50.652(-1Lap)
12芹沢 直樹TeamCarLifeHonda33'03.565(-1Lap)
13中山 裕Suzuki33’32.412((-1Lap)
14沼田 誠司グリーンクラブ JUDFE MENT Kawasaki33'41.518(-1Lap)
15松本 耕太KBFRSHonda34’03.147(-1Lap)
16高濱 龍一郎HRF TEAMHAMMERホンダ学園Honda32’25.733(-2Lap)
17片平 竜英モトハウスレースチームwith elfYamaha32’45.960(-2Lap)
18林 友太レーシングチーム鷹Yamaha33'02.026(-2Lap)
19中村 泰介 Yamaha32'23.060(-3Lap)
20池田 孝宏OrangeClubうず潮レーシング福山KTM32'49.372(-3Lap)

RESULT Race.2

順位ライダーチームマシンタイム
1成田 亮YSP・レーシング・チーム・ウィズ・N.R.T. Yamaha31'52.810 (20Laps)
2熱田 孝高Team SUZUKISuzuki31'54.166
3田中 教世グリーンクラブTEAMTAKASE Kawasaki 32'23.517
4小島 庸平Team SUZUKI Suzuki32'32.766
5平田 優DreamHondaRT HIRATA Honda32'33.263
6新井 宏彰 K.R.T Kawasaki 32'33.874
7福留 善秀DreamHondaRT Fukudome Honda 32'57.876
8増田 一将DREAM Honda RT Masuda Honda 34'01.170
9辻 健二郎ホンダドリームRT高浜Honda32'03.966(-1Lap)
10増田 篤Team SSC XPSuzuki32'06.660(-1Lap)
11溝口 哲也OrangeClubうず潮レーシング福山KTM32'17.161(-1Lap)
12芹沢 直樹TeamCarLifeHonda32'20.566(-1Lap)
13沼田 誠司グリーンクラブ JUDFE MENT Kawasaki32'22.632(-1Lap)
14松本 耕太KBFRSHonda32’30.740(-1Lap)
15鈴木 友也バイクショップ鈴木Honda33'01.164(-1Lap)
16中山 裕Suzuki33’14.631(-1Lap)
17片平 竜英モトハウスレースチームwith elfYamaha33’17.200(-1Lap)
18高濱 龍一郎HRF TEAMHAMMERホンダ学園Honda33’29.963(-1Lap)
19中村 泰介 Yamaha32'48.930(-2Lap)
20池田 孝宏OrangeClubうず潮レーシング福山KTM32'51.249(-2Lap)
22林 友太レーシングチーム鷹Yamaha32'07.288(-3Lap)

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1成田 亮Yamaha100
2熱田 孝高Suzuki88
3田中 教世Kawasaki74
4平田 優Honda65
4新井 宏彰Kawasaki65
6福留 善秀Honda62
16釘村 太一Yamaha14
16中村 泰介Yamaha14
21片平 竜英Yamaha8
24林 友太Yamaha6

COMMENT

成田亮選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「練習走行で転倒した際に杭か石にお尻を強くぶつけてしまった。ひどく痛みがあり、キックもできないし、走行では特に右コーナーで強い痛みがあるなどまさに絶体絶命の状態。それでもポイントの獲得が第一だと思い、痛み止めを飲んで決勝に出場した。第1ヒートは痛みのため思うように走れなかったが、熱田選手の転倒で優勝できた。2位で十分だと思っていたので、本当にラッキーな勝利だった。第2ヒートは序盤、田中選手のペースが速くついていくだけで辛かったが、田中選手のミスを機に接近してかわすことができた。終盤のライバル熱田選手とバトルとなったが、コースサイドから大きな声援をいただき、それを支えに最後まで耐えることができた。今回の勝利は特別にうれしいが、それ以上に自分がレースを楽しめた、またファンの皆さんにも楽しんでいただけたことも良かったと思う。次回の広島も連勝できるようにがんばるので、ぜひ期待してほしい」

小此木一監督(YSP熊谷社長)

「練習でけがを負い正直心配したが、それをものともせず両ヒート優勝という快挙を達成。しかも第2ヒートは熱田選手との壮絶なバトルの末の勝利であり、最高のレースだった。成田選手は、ヤマハのマシンを駆り勝利を重ねるだけでなく、心を打つ内容のレースが多いことが特長だ。今回も、そういった成田選手の戦いを見るため、当店から40人を越えるお客さまが参加してくださった。これが成田選手のすごいところであり、今後も多くの二輪ユーザーにレースの魅力を伝えていってくれることだろう。また、成田選手は今シーズン、4連覇という大記録に挑戦しているが、今回のようにファンの期待に応える戦いを披露してくれるはずなので、今後も多くの応援をいただければと思う」

斉藤和幸チーフエンジニア談

「練習でのけがは当初、決勝キャンセルを考えるほどの状態だった。しかし早い段階で歩けるようになり、骨にも異常がないようだったので、体の状態を一番わかっているライダー本人の意見を尊重し出場を決めた。ただ、チームとしては今後に響くようなことがあってはならないので、無理をしないということで送り出した。決勝では我々の予想を超える走りで2連勝を成し遂げてくれた。特に第2ヒートは、路面コンディションが安定してライダーのラップタイムに差がなくなり、誰にも優勝のチャンスがある状況だった。実際、終盤は熱田選手のペースが速く、いつかわされてもおかしくなかったのだが、それでも勝てたのは、心の強さ、勝ちたいという気持ち、そしてマシンにも自分にも妥協しない成田選手だからこそだと思う。次回も素晴らしいレースをお見せできるようにチーム一丸となってがんばるので、ぜひ応援してほしい」

IA2:小島太久摩選手談(5位/優勝:総合優勝)

「開幕戦にろっ骨が折れるけががあり、今も息をするのが辛い状態だった。でも今日は勝谷選手とチャンピオンを争うのは自分だと言い聞かせ、なにがなんでも勝ちにいこうという強い決意で臨んだ。しかし練習、予選とまったくラインが定まらず、第1ヒートもラインに悩まされ力を発揮できずに5位。第2ヒートは好スタートを切れたし、地元のライダーに先行させてラインを見ながら試行錯誤を重ねることで、ようやくペースを掴むことができた。最後はけがの影響とラインを模索したことで疲れ切っていたが、なんとか優勝できてよかった。次回は体調も良くなっているだろうし、この結果が続けられるようにがんばりたい」

レディス:安原さや選手談(優勝)

「開幕戦は練習走行で転倒し、ひどい脳しんとうで力を発揮できなかったので、今回は仕切り直しという気持ちで臨んだ。レースはホールショットをとったものの、益選手に先行されたが、その後は離されないように無我夢中でついていった。後半になると益選手にミスがではじめていたので、自分はミスしないよう集中していたら徐々に差が詰まってきた。これで勝負できると思っていたら益選手が転倒。ラッキーな優勝だが、益選手のペースについていけたし、自分にとっては次につながる大きな1勝になった」


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